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IPOPTLink`

IPOPTLink`

IPOPTReturnCode

IPOPTReturnCode[data]

IPOPTData式 data からIPOPTソルバの戻りコードを与える．

詳細とオプション

IPOPTReturnCodeを使うにはまずNeeds["IPOPTLink`"]を使ってそれをロードする必要がある．
IPOPTReturnCodeはIPOPTMinimizeが作成したIPOPTData式に対して使用される．
以下にIPOPTソルバが返すコードとIPOPTのドキュメントからの簡単な説明をまとめる：

	0	Optimal solution found（最適解が求められた）
	1	Solved to acceptable level（許容範囲のレベルの解が求められた）
	2	Converged to a point of local infeasibility. Problem may be infeasible（局所的な実行不可能点に収束．問題は実行不可能である可能性がある）
	3	Search direction is becoming too small（検索方向が小さくなりすぎている）
	4	Iterates diverging; problem might be unbounded（繰返しで発散．問題に境界がない可能性がある）
	5	Stopping optimization at current point as requested by user（ユーザの要求により，現在の点で最適化を停止）
	6	Feasible point for square problem found（二乗法について実行可能点が求められた）
	-1	Maximum number of iterations exceeded（繰返しの最大回数超過）
	-2	Restoration failed（復元失敗）
	-3	Error in step computation (regularization becomes too large?)（ステップ計算においてエラー．正則化が大きくなりすぎた？）
	-4	Maximum CPU time exceeded（最大CPU時間超過）
	-10	Problem has too few degrees of freedom（問題の自由度が小さすぎる）
	-11	Invalid problem definition（問題の定義が無効）
	-12	Invalid option（オプションが無効）
	-13	Invalid number detected（無効な数の検出）
	-100	Unrecoverable exception（リカバリ不可能な例外）
	-101	Unknown exception caught in Ipopt（Ipoptでキャッチされた未知の例外）
	-102	Not enough memory（メモリが不十分）
	-199	Internal IPOPT error: unknown SolverReturn value（内部IPOPTエラー：SolverReturnの未知の値）

例題

例 (2)

まずパッケージをロードする：

IPOPTMinimizeを使って極小化問題を解く：

戻りコードを抽出する：

パッケージをロードする：

極小化問題を解くが，オーバーフローが生じ，デフォルト設定により$Failedが返される：

エラーコードが抽出できるように解のオブジェクトを返すようにし，メッセージ表示をオフにする：

戻りコードを抽出する：

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