RDataTypeDefinitionsReload
RDataTypeDefinitionsReload[opts]
RLinkの中核となるデータ型システムを拡張するためにユーザが定義した,余分なデータ型の定義を持つファイルを検索し,その定義をロードする.
詳細とオプション
- 使用できるオプション:
-
"AddToRDataTypePath" None 型の定義を持つ.mファイルを検索する追加の場所(ディレクトリのリスト) - RLinkセッション中に拡張されたデータ型の定義を持つ新しいファイルが作成され,これらをRLinkセッションを終了することなく動的にロードしなければならない場合に,RDataTypeDefinitionsReloadを使うことは,理にかなっている.
- RDataTypeDefinitionsReloadは,内部でInstallRによって呼び出される.これは主に内部的に使われる関数であるが,拡張データ型の定義をインタラクティブに開発する(これは公的な関数としての立場を正当化する)場合には大変有用である.
- あるRLinkセッション中にインタラクティブに登録されたデータ型の定義はすべて,RDataTypeDefinitionsReloadが呼び出された後に削除されるので,純にインタラクティブな型の登録は失われる.RDataTypeDefinitionsReloadの検索パス上にあるファイルに保存された定義だけが,リロードできる.
例題
例 (1)
外部ファイルで定義され保存されたばかりの新しいデータ型を動的に(再)有効にする場合にのみ,RDataTypeDefinitionsReloadを呼び出すことが理にかなっている.
新しいデータ型のサンプル定義を保存するための一時的なディレクトリを作成する:
RDataTypeRegister関数の参照ページで使われるサンプルのデータ型のコードを文字列にしたものを,パッケージ(ネームスペース)でラップする:
これで新しいファイルを含むデータ型の定義をリロードする準備ができた:
ToRFormを使って定義が有効になったことを確かめることができる:
先ほど定義したカスタムのデータコンテナを使って,自分のデータをR言語に送ることができる:
結果は,RDataTypeRegisterで使用される逆変換の規則に従って,R言語から返されたときに,自動的に変換される:
テキスト
Wolfram Research (2012), RDataTypeDefinitionsReload, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/RLink/ref/RDataTypeDefinitionsReload.html.
CMS
Wolfram Language. 2012. "RDataTypeDefinitionsReload." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/RLink/ref/RDataTypeDefinitionsReload.html.
APA
Wolfram Language. (2012). RDataTypeDefinitionsReload. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/RLink/ref/RDataTypeDefinitionsReload.html