RLink`
RLink`

RSet

RSet[var,expr]

Rのワークスペース内で,Wolfram言語式 expr の値を変数 var に割り当て,成功した場合には expr の値を,失敗した場合には$Failedを返す.

詳細とオプション

  • RSetは,Wolfram言語式をRに送るために使う.
  • 変数名 var は文字列でなければならないが,有効なRの変数の名前に制約されてはいない.実際には任意のR言語コードでよく,これはR(L値)での割当てのための,正当な左辺を表す.
  • expr は,Rに変換できる型でなければならない.通常,ToRForm関数を使って,Rに送るWolfram言語式用のRLinkの内部表現を得ると同時に,その式が正当であるかどうかを検証することができる.
  • RSetは,式 expr の短縮形にも長い(内部)形式にも使える.返される式の形式は,expr に使われる形と同じである.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (5)

単一の数をRに送る:

今度はベクトルを送る:

次をRに加える:

Rでベクトルvの次元を変更する:

これでvは行列になった:

別の行列をRに送る:

Rで行列の積を計算する:

同じことをWolfram言語で行う:

ネストしたリストをR言語に送る(Rのリストとして保存される):

Rのlst変数の型を検証する:

別の式をリストの最初の部分に割り当てる:

検証する:

Rの型の1つに変換することができない式を送ると,失敗する:

これはToRFormを使っても同じである:

おもしろい例題  (1)

次のテキストを使う:

これを文字ごとに分ける:

これをRに送る:

Rのデータ枠を使って,文字の使われる頻度を計算する:

頻度を特に,次のように抽出することもできる:

Wolfram Research (2012), RSet, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/RLink/ref/RSet.html.

テキスト

Wolfram Research (2012), RSet, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/RLink/ref/RSet.html.

CMS

Wolfram Language. 2012. "RSet." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/RLink/ref/RSet.html.

APA

Wolfram Language. (2012). RSet. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/RLink/ref/RSet.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_rset, author="Wolfram Research", title="{RSet}", year="2012", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/RLink/ref/RSet.html}", note=[Accessed: 23-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_rset, organization={Wolfram Research}, title={RSet}, year={2012}, url={https://reference.wolfram.com/language/RLink/ref/RSet.html}, note=[Accessed: 23-November-2024 ]}