ハッブルジャイロスコープの維持管理

ハッブル宇宙望遠鏡は,その慣性航行装置に6つのジャイロスコープを装備する.3つより少ないジャイロスコープが動いている場合,望遠鏡はスリープモードに入り,それを修理するためにシャトルの飛行ミッションが必要になる.すべてのジャイロスコープが故障した場合には,望遠鏡がクラッシュする.

ジャイロスコープの運航時間,スリープモードに入るまでの時間,シャトルの飛行ミッションを準備するまでの時間は,比率 で,逆の年を単位として指数分布に従う.ここでは,運行中のジャイロスコープの数を表すために整数が使われている:
今後10年間に望遠鏡がクラッシュする確率を求める:
今後10年間にスリープモードに入らない(シャトルの飛行ミッションが必要ない)確率を求める: