BioSequenceTranslate
BioSequenceTranslate[bioseq]
DNAまたはRNAの配列 bioseq をペプチド配列に翻訳する.
BioSequenceTranslate[bioseq,gtt]
遺伝子翻訳表 gtt を使う.
BioSequenceTranslate[bioseq,gtt,startspec]
bioseq の開始コドンを指定 startspec に従って扱う.
詳細
- 遺伝子翻訳表 gtt は次のように指定できる.
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Automatic 標準コード(デフォルト) "name" "GeneticTranslationTable"実体の標準名 Entity["GeneticTranslationTable",…] "GeneticTranslationTable"実体 n NCBI遺伝子コード番号 "AAAA…" 長さ64のNCBIコドン翻訳文字列 <"cod1""tran1","cod2""tran2",… > 明示的なコドン翻訳表 - 開始コドン指定 startspec は bioseq の最初のコドンにどの翻訳を使うかを指定する.startspec が与えられていない場合は,bioseq が完全なタンパク質に対応すると認識できる場合にのみ最初のコドンが開始コドンとして扱われる.
- startspec についての次の形を使って bioseq の開始コドンをどのように扱うかが指定できる.
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Automatic 完全なタンパク質についてのみ開始コドンとして扱う False 開始コドンとしては絶対に扱わない True 常に開始コドンとして扱う - startspec の次の追加的な形を使って,遺伝子翻訳表 gtt で暗に示された指定を上書きする開始コドンの動作が定義できる.
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n NCBI遺伝子コード番号を開始コドン指定として使う "AAAA…" 長さ64のNCBI開始コドン翻訳文字列を使う <"cod1""tran1","cod2""tran2",… > 開始コドンの翻訳を明示的に指定する
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (8)
アプリケーション (2)
考えられる問題 (2)
縮重記号を含む入力には,一つに一般化できない複数の翻訳が考えられることがある:
まずBioSequenceInstancesを使うことで曖昧な結果が避けられる:
DNA配列とRNA配列の長さが3の倍数ではない場合は,コドンを構築した後に残った記号が配列の末尾から除かれる:
テキスト
Wolfram Research (2020), BioSequenceTranslate, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/BioSequenceTranslate.html.
CMS
Wolfram Language. 2020. "BioSequenceTranslate." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/BioSequenceTranslate.html.
APA
Wolfram Language. (2020). BioSequenceTranslate. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/BioSequenceTranslate.html