EllipticTheta

EllipticTheta[a,u,q]

シータ(Theta)関数 TemplateBox[{a, u, q}, EllipticTheta] を与える.

EllipticTheta[a,q]

シータ定数 TemplateBox[{a, q}, EllipticThetaConstant]=TemplateBox[{a, 0, q}, EllipticTheta]を与える.

詳細

  • 記号操作・数値操作の両方に適した数学関数である.
  • TemplateBox[{1, u, q}, EllipticTheta]=2q^(1/4)sum_(n=0)^(infty)(-1)^nq^(n(n+1))sin((2 n+1)u)
  • TemplateBox[{2, u, q}, EllipticTheta]=2q^(1/4)sum_(n=0)^(infty)q^(n(n+1))cos((2 n+1)u)
  • TemplateBox[{3, u, q}, EllipticTheta]=1+2sum_(n=1)^(infty)q^(n^2)cos(2n u)
  • TemplateBox[{4, u, q}, EllipticTheta]=1+2sum_(n=1)^(infty)(-1)^nq^(n^2)cos(2n u)
  • は単位 q の円板,TemplateBox[{q}, Abs]<1,の中でしか定義されない.単位円板は解析性における自然の境界になる.
  • 単位 q の円板内では, からで分枝切断線を持つ.
  • 特別な引数の場合,EllipticThetaは,自動的に厳密値を計算する.
  • EllipticThetaは任意の数値精度で評価できる.
  • EllipticThetaは自動的にリストに縫い込まれる.
  • EllipticThetaIntervalオブジェクトおよびCenteredIntervalオブジェクトに使うことができる. »

例題

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  (3)

数値的に評価する:

実数の部分集合上でプロットする:

原点における q についての級数展開:

スコープ  (20)

数値評価  (5)

数値的に評価する:

高精度で評価する:

出力精度は入力精度に従う:

複素数入力:

高精度で効率的に評価する:

EllipticThetaIntervalオブジェクトおよびCenteredIntervalオブジェクトに使うことができる:

特定の値  (3)

ゼロにおける値:

EllipticThetaは,特定の引数については記号的に評価される:

EllipticTheta[3,x,1/2]の最初の正の最小値を求める:

可視化  (2)

EllipticTheta関数をさまざまなパラメータについてプロットする:

TemplateBox[{4, z, {1, /, 3}}, EllipticTheta]の実部をプロットする:

TemplateBox[{4, z, {1, /, 3}}, EllipticTheta]の虚部をプロットする:

関数の特性  (10)

EllipticThetaの実領域と複素領域:

EllipticTheta について周期関数である:

EllipticThetaは要素単位でリストに縫い込まれる:

TemplateBox[{1, x, q}, EllipticTheta]x の解析関数である:

例えば,TemplateBox[{1, x, {1, /, 2}}, EllipticTheta]は特異点も不連続点も持たない:

TemplateBox[{1, x, {1, /, 2}}, EllipticTheta]は非減少でも非増加でもない:

TemplateBox[{1, x, {1, /, 2}}, EllipticTheta]は単射ではない:

TemplateBox[{1, x, {1, /, 2}}, EllipticTheta]は全射ではない:

TemplateBox[{1, x, {1, /, 2}}, EllipticTheta]は非負でも非正でもない:

TemplateBox[{1, x, {1, /, 2}}, EllipticTheta]は凸でも凹でもない:

TraditionalFormによる表示:

一般化と拡張  (1)

EllipticThetaはベキ級数に適用できる:

アプリケーション  (11)

複素 q 平面上の単位円近くでシータ関数をプロットする:

4つの正方形の総和としての の表示回数:

級数展開を介したヤコビの三重積の恒等式を検証する:

楕円から単位円板への等角写像:

写像を可視化する:

ディリクレ(Dirichlet)境界条件と初期条件 を持つ一次元の熱伝導方程式のためのグリーン(Green)の関数:

時間に依存する温度分布をプロットする:

ガウス(Gauss)の軌道で一次元結晶のブロッホ(Bloch)関数を形成する:

ブロッホ関数を擬似波動ベクトルの関数としてプロットする:

点状のイオンを持つNaCl様の結晶内の静電気力:

結晶を通る平面上の力の強さをプロットする:

ポアソン(Poisson)の総和公式の簡潔な形:

有限ガウス和についての漸近近似:

について,近似値と厳密値を比較する:

算術幾何平均の反復の閉じた形:

明示的な反復からの閉じた形と比較する:

指定の周期,極,零点を持った任意の楕円関数をEllipticThetaの有理関数として形成する:

単一および二重の零点と三重極を持つ任意の楕円関数を形成する:

結果の楕円関数をプロットする:

特性と関係  (2)

超越方程式の根を数値的に求める:

Sumは楕円シータ関数が生成できる:

考えられる問題  (4)

機械精度の入力では正しい答を得るのには不十分である:

任意精度で計算して正しい答を得る:

第1引数は1から4までの明示的な整数でなければならない:

EllipticThetaは属性NHoldFirstを持つ:

シータ関数について,さまざまな引数の慣習がある:

おもしろい例題  (1)

分析性の境界で関数を可視化する:

Wolfram Research (1988), EllipticTheta, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/EllipticTheta.html (2022年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), EllipticTheta, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/EllipticTheta.html (2022年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "EllipticTheta." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/EllipticTheta.html.

APA

Wolfram Language. (1988). EllipticTheta. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/EllipticTheta.html

BibTeX

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BibLaTeX

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