RandomImage

RandomImage[max]

範囲が0から max までの擬似乱数の画素値の画像を与える.

RandomImage[{min,max}]

範囲が min から max までの擬似乱数の画素値を生成する.

RandomImage[dist]

記号分布 dist を使って画素値を生成する.

RandomImage[,size]

指定された size のランダムな画像を生成する.

RandomImage[,size,"type"]

指定の型に変換された画像を与える.

詳細とオプション

  • RandomImageは,指定された分布から画素値を得た画像を与える.画素値は空間的に相関していない.
  • ランダム画像を使って合成ノイズ画像や画像効果を生み出すことができる.
  • RandomImageは,デフォルトで,実数型の画像を与える.
  • RandomImage[]RandomImage[1,{150,150}]に等しい.
  • RandomImage[]RandomImage[,{150,150}]に等しい.
  • size 指定は以下のどちらかでよい.
  • sideサイズ{side,side}の2D画像
    {width,height}2D画像サイズ指定
    {width,depth,height}3D画像サイズ指定
  • 次は,"type"の可能な設定である.
  • "Bit"0または1の整数
    "Byte"0から255までの整数
    "Bit16"0から65535までの整数
    "Real32"単精度実数(32ビット)
    "Real64"倍精度実数(64ビット)
  • RandomImageには,ImageImage3Dの全オプションに以下の追加・変更を加えたものを使うことができる.
  • ColorSpace Automatic指定の色空間の画像を生成する
    InterleavingNoneインターリーブされた画像を生成するかどうか

例題

すべて開くすべて閉じる

  (3)

ランダムな画像を生成する:

ランダムなRGB画像を生成する:

ランダムな3D画像を生成する:

スコープ  (8)

分布  (5)

デフォルトで,画素値は0から1までの範囲である:

画素値の範囲を指定する:

0からまでの範囲の擬似乱数から画像を生成する:

正規分布からのランダム画像:

多変量分布を使って4チャンネル画像を生成する:

サイズ  (2)

デフォルトで,の2D画像が生成される:

正方形の画像の大きさ指定する:

画像の大きさを指定する:

3D画像の大きさを指定する:

  (1)

デフォルトで,実数型の画像が作成される:

バイト画像を作成する:

オプション  (5)

ColorSpace  (4)

デフォルトで,明示的な色空間は仮定されない:

"Grayscale"画像を生成する:

ランダムな"RGB"画像を生成する:

一変量分布から"HSB"画像を生成する:

特定の境界がある多変量一様分布を使って"LAB"画像を生成する:

ImageSize  (1)

デフォルトで,画像はImageSize->Automaticで作られる:

表示サイズを指定する:

アプリケーション  (4)

加法性ノイズ:

乗法性ノイズ:

ラプラスノイズの画像:

Heavy-Tall分布を使ってごま塩ノイズのシミュレーションを行っているRGB画像:

特性と関係  (7)

強度が一定な画像を生成する:

特化された関数ConstantImageを代りに使う:

RandomRealを使ってランダムなデータを生成する:

RandomIntegerを使ってランダムなバイナリ画像を生成する:

RandomVariateを使ってランダムなデータを生成する:

一様なランダム画像中では,隣接画素は相関していない:

局所フィルタリングの後では,もとの分布から持ってこられた画素値は空間的に相関している:

色のリストからランダムに画素を選んで画像を作る:

色のリストで定義された凸包からランダムに選んだ色で画像を作る:

考えられる問題  (1)

範囲外の画素値は白黒で描画される:

ImageAdjustを使って値の全範囲を見る:

おもしろい例題  (1)

もとになった画像とともに,さまざまなタイプのノイズ効果(ポアソンノイズ,一様ノイズ,ガウスノイズ,ラプラスノイズ,ごま塩ノイズ)を示す:

Wolfram Research (2010), RandomImage, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RandomImage.html (2020年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2010), RandomImage, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RandomImage.html (2020年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2010. "RandomImage." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2020. https://reference.wolfram.com/language/ref/RandomImage.html.

APA

Wolfram Language. (2010). RandomImage. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/RandomImage.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_randomimage, author="Wolfram Research", title="{RandomImage}", year="2020", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/RandomImage.html}", note=[Accessed: 07-May-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_randomimage, organization={Wolfram Research}, title={RandomImage}, year={2020}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/RandomImage.html}, note=[Accessed: 07-May-2024 ]}