TensorWedge
TensorWedge[tensor1,tensor2,…]
tensoriの反対称化されたテンソル積を表す.
詳細
- TensorWedge[a,b]は ab として入力できる.記号 は t^ あるいは\[TensorWedge]として入力する.
- 明示的配列あるいは記号配列のテンソルくさび積では,配列によって階数は異なるかもしれないが,すべてのスロットが同じ次元 でなければならない.TensorWedgeはCrossを一般化する.それには長さ の 個のベクトルが必要である.
- 複数の配列のTensorWedge積は反対称配列で,常にSymmetrizedArray形式で与えられる.
- テンソル tensoriが反対称ではない場合は,積を行う前に事実上反対称にされる.ベクトルは階数1の反対称テンソルであるとみなされる.スカラーは階数0の反対称テンソルであるとみなされる.
- 反対称テンソル tiのくさび積TensorWedge[t1,…,tk]はMultinomial[r1,…,rk]*Symmetrize[TensorProduct[t1,…,tk],Antisymmetric[All]]と等しい.ただし,riは tiのテンソル階数である.
例題
すべて開くすべて閉じる特性と関係 (11)
次元 における 個のベクトルのくさび積のホッジ(Hodge)双対はそれらのベクトルの外積に一致する:
くさび積ではすべての引数が同じ次元のスロットを持たなければならないが,階数は任意でよい:
比例因子は階数のMultinomialである:
長さ の 個のベクトルについて,そのTensorWedgeの唯一の独立成分はそれらのベクトルのリストの行列式に等しい:
考えられる問題 (1)
TensorWedgeには属性OneIdentityがある.しかし,TensorWedge[t]は反対称テンソル t についてのみ t と等価である:
テキスト
Wolfram Research (2012), TensorWedge, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TensorWedge.html.
CMS
Wolfram Language. 2012. "TensorWedge." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/TensorWedge.html.
APA
Wolfram Language. (2012). TensorWedge. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/TensorWedge.html