WSInitialize (C 関数)
WSENV WSInitialize(WSEnvironmentParameter p)
WSTP環境オブジェクトを初期化して,p のパラメータに渡す.
詳細
- WSTP環境オブジェクトはプログラムの実行中にWSTPの大域状況を保持する.
- プログラムは環境パラメータオブジェクトp を使って,ユーザ定義のメモリアロケータをインストールすることができる.
- 外部プログラムがWSTPテンプレートから作成されると,WSInitialize()への適切な呼出しが自動的に行われる.
- WSTPライブラリを使う任意の外部プログラムは,WSTPライブラリのリンク関連の他の関数を呼び出す前にWSInitialize()を呼び出さなくてはならない.
- WSTP環境はリンクオブジェクトを作成する工場の働きをしている.
- WSInitialize()は,WSTPヘッダファイルwstp.hの中で宣言される.
例題
例 (1)
#include "wstp.h"
int main(int argc, char **argv)
{
WSENV ep;
WSLINK lp;
int error;
ep = WSInitialize((WSEnvironmentParameter)0);
if(ep == (WSENV)0)
{ /* unable to initialize environment */ }
lp = WSOpenArgcArgv(ep, argc, argv, &error);
if(lp == (WSLINK)0 || error != WSEOK)
{ /* unable to create link */ }
/* ... */
WSClose(lp);
WSDeinitialize(ep);
return 0;
}