インターネット接続問題のトラブルシューティング

Wolframシステムの統合されたデータ関数の使用に問題がある等,インターネット接続の問題が生じた場合は,以下に記載した解決方法を試みるとよい.

インターネット接続のテスト

ヘルプ インターネットとメール設定ダイアログを開き,インターネット接続性の検証ボタンを使う.このときWolframシステムのインターネットへのアクセスを許可するがチェックされているよう確認する.
テストに成功したらWolframシステムはインターネットアクセスが正しく設定されているということになる.問題は,ユーザのネットワーク設定等,別の部分に起因するものと考えられる.
テストに失敗した場合,テストにかかった時間に注意する.1分もかかった場合は「プロキシ設定のチェック」に記載のトラブルシューティングを参照されたい.

Webブラウザの動作のチェック

Webブラウザが動作しない場合は,ネットワークに問題がある場合がある.ブラウザが動作するかどうかをテストするためには,キャッシュされていないページをロードするかShift+Reloadでキャッシュされたページを強制更新する.

プロキシ設定のチェック

Wolframシステムのプロキシ設定はインターネット接続性ダイアログを使って行う.
オペレーティングシステムにシステムのプロキシ設定がある場合,インターネット接続性ダイアログ(ヘルプ インターネット接続)のプロキシ設定システムまたはブラウザのプロキシ設定を使うにより,Wolframシステムはデフォルトでそのプロキシ設定を使う.
接続に問題がある場合,システムのプロキシ情報が誤っているかインターネットへのアクセスにプロキシが使用されていない可能性がある.これをテストするためには,インターネットへの直接接続を選ぶ.
あるいはWebブラウザのプロキシ設定をWolframシステムにコピーする方法もある.ほとんどの場合HTTPプロキシ設定で十分である.
Windowsでは,Wolframシステムはデフォルトでコントロールパネル インターネットオプション 接続で開くウィンドウのプロキシ設定を使用する.これはInternet Explorerで使用されるプロキシ設定と同じである.
WindowsのFirefoxユーザのプロキシ設定はツール オプションに格納されている.上部の詳細をクリックし,その中のネットワークをクリックする.接続セクションの接続設定ボタンをクリックすると,プロキシ設定のウィンドウが現れる.
Mac OS Xではプロキシ設定はネットワークパネルにある.
Windowsを使用している場合,コントロールパネル インターネットオプション 接続プロキシ設定ダイアログのこの接続にプロキシサーバを使用するのチェックを外し,プロキシ設定セクションの詳細設定ボタンをクリックする.
インターネット接続性の検証テスト(「インターネット接続のテスト」セクションに記載)が1分かかって失敗した場合,SOCKSプロキシ設定が誤っている場合が多い.WolframシステムにはSOCKSプロキシは必要ないが,SOCKSプロキシ情報が利用可能な場合はそれを使おうとする.

ファイアウォール設定のチェック

ファイアウォールの設定によりWolframシステムのインターネット接続に問題が起ることがある.一時的にファイアウォールを無効にして,それで問題が修正されるかどうかを見てみる.
問題が修正された場合,Wolframシステムレイアウトの中のJavaランタイム環境がインターネットを使用することを許可するよう,ファイアウォールを設定する.Wolframシステムは標準のHTTPポートであるポート80を使ってインターネットに接続する.

その他の情報

Wolframシステムの接続機能に関する追加情報は,「インターネット接続性」を参照のこと.
このドキュメントに記載の方法では接続問題が解決されない場合,support.wolfram.com/ja/12420のWolfram Researchテクニカルサポートトラブルシューティングガイドを参照されたい.