NDSolve`FEM`
NDSolve`FEM`

InitializePDECoefficients::femcnsd

詳細

  • このメッセージは,偏微分方程式の係数が確認できない場合に生成される.
  • "VerificationData"を変更するオプションは,InitializePDECoefficientsのオプションのセクションに記載されている.
  • Off[message]はメッセージを非表示にし,On[message]はメッセージを表示させる.例えば,Off[InitializePDECoefficients::femcnsd]のように使う.

例題

  (3)

忘れられた記号式がこのメッセージの原因になることがある:

記号的な を独立変数の で置き換えることによって,この問題を解決する:

検証過程は,シミュレーションの領域内である点における係数を評価する.この評価する点が例えば係数の特異点にある場合には,この係数は拒否される.

において特異点を持つ係数 を設定する:

0から1までの境界を持つ一次元のメッシュについては,検証座標は にある.この領域の検証座標において,係数 は特異点である:

検証座標が の特異点にないような検証データに変更する:

この詳細については,InitializePDECoefficientsのオプションのセクションを参照されたい.

非線形方程式については,最初にデフォルトとして設定されるシード値は0である.このことによって,方程式によっては問題が起る場合もある:

熱源の項は項である.最初のシード値がゼロに設定されていると,これは失敗に終る.これが起らないようにするには,初期シード値を非零の値にする: