GUIKit`
GUIKit`
"TextPanel"
GUIKitで提供されていた機能は,組込みのWolfram言語にネイティブのインターフェース構造およびコントロール関数で利用できるようになった.
Widget["TextPanel"]
テキストパネルを表す.
詳細
- Widget["TextPanel"]を使用する際は,まずNeeds["GUIKit`"]を使って GUIKit をロードする必要がある.
- 一般にHTMLまたはRTFスタイルのコンテンツを表示するために使われる.
- GUIKit には,デフォルトで提供されるWidget["TextField"],Widget["TextArea"],Widget["TextPanel"]の3種類のテキストウィジェットがある.Widget["TextField"]は一般に単一フォントによる単一行の入力に用いられる.一方Widget["TextArea"]は単一のフォントスタイルによる複数行の入力や表示に用いられる.Widget["TextPanel"]は使用頻度は低いが,プレーンテキスト,HTML3.2準拠テキスト,あるいはRTFスタイルのテキストの表示に使うことができる.
- Widget["TextPanel"]は,その最も基本的な形式ではプレーンテキストをWidget["TextArea"]として表示する.
- このウィジェットは単一のテキスト文字列からなってはいるがスタイル情報を持ったより複雑なテキストブロックのレイアウトを簡単にするのに便利である.相対的局所ファイルであれURLベースのパスであれ外部ソースファイルを指定することで"path"特性を利用することもできる.また,テキスト中で提供した任意のHTMLのイベントをオフにし,カスタムハイパーリンクアクションを許容したり標準的なWebのURLをWolfram言語のフロントエンドに転送してユーザが選択したWebブラウザで開いたりすることもサポートができる.
- 使用可能なプロパティ:
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"text" "" テキストのコンテンツ "path" Null テキストのコンテンツのパスまたはURL "contentType" "text/plain" コンテンツのタイプ "editable" True テキストパネルが編集可能かどうか - "contentType"プロパティは"text/plain","text/html","text/rtf","text/html;charEncoding"の値を取る.
- 使用可能なイベント:
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"hyperlinkUpdate" テキスト内のハイパーリンクがアクティブになったときに常にトリガされるイベント - "hyperlinkUpdate"イベントはパネルが編集不可のときにのみ実行される: