SystemModeler Link 4の新機能

バージョン11.3では,WSMLinkパッケージの機能のほとんどが,Wolframシステムに実験的に導入された機能で代替されるようになっている. »

Wolfram SystemModeler 4はWolfram言語と SystemModeler の統合をさまざまな部分で拡張した.これには,プロットの保存,テンプレートノートブック,モデルの作成,リアルタイムのシミュレーションと可視化のサポートが含まれる.モデルは系や方程式から,またはモデルコンポーネントを接続することによって作成することができる.モデルのシミュレーションはリアルタイムでインタラクティブに操作でき,入力を制御したり,出力を可視化したり,パラメータを変更したりできる.既存の関数も大幅に機能が拡張し,性能と安定低が向上している.

プロットの保存

WSMSetPlot プロット作成の簡単化のためにプロットの定義をモデルに保存する

WSMClearPlot モデルからプロットの定義を削除する

ワークフローのテンプレート

WSMCreateTemplateNotebook タスクを素早く開始するためにノートブックを作成する

WSMCreateTemplateCells タスクを素早く開始するためにセルを挿入する

構造化されたモデリング

WSMCreateModel 方程式やその他のオブジェクトからモデルを作成する

WSMConnectComponents コンポーネントモデルを接続する

WSMCreateDataModel データからモデルを作成する

WSMCreateModelString  ▪  WSMNames  ▪  WSMConnectComponentsString

リアルタイムシミュレーション

WSMRealTimeSimulate リアルタイムでモデルのシミュレーションを行う

WSMRealTimePlot シミュレーションで変数のライブプロットを示す

WSMRealTimeConnect  ▪  WSMSimulationConnection  ▪  WSMPlotUpdating

信頼性モデリング

WSMModelReliability Modelicaモデルの信頼性を計算する

改善した機能

WSMPlot モデル名から自動的にシミュレーションを行う,プロットの凡例のサポートが向上

WSMSimulate NDSolveを使ったモデルのシミュレーションを行う,モデルの設定を使用す

WSMModelData 方程式のよりよいサポート,ダイアグラム,より多くのプロパティ

WSMSimulationData 動的なダイアグラム