Collect

Collect[expr,x]

式において x にマッチするオブジェクトの項を同一次数ごとにまとめる.

Collect[expr,{x1,x2,}]

x1, x2, にマッチし,同一次数を持つオブジェクト別に式の項を連続的にまとめる.

Collect[expr,var,h]

各項の係数を形成する式成分に h を適用する.

詳細とオプション

  • Collect[expr,x]を使うと,x の多項式または x の分数ベキとして式 expr が書き直される.
  • Collect[expr,x,Simplify]を使うと,係数別の簡約化を行う.
  • Collectは自動的に expr 中のリストや方程式,不等式,論理関数に縫い込まれる.

例題

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  (4)

を含む同類項を組み合せる:

を含む項をまとめる:

を含む項をまとめる:

の各ベキをまとめる:

各係数を簡約する:

スコープ  (6)

基本的な用法  (3)

多項式:

ピュイズー(Puiseux)多項式:

まず についてまとめ,次に についてまとめる:

高度な用法  (3)

パターンについてまとめる:

導関数項をまとめる:

項をまとめた後で各係数を因数分解する:

を法とする整数上で項をまとめる:

オプション  (1)

Modulus  (1)

2を法とする整数上でまとめる:

アプリケーション  (1)

多項式にたくさんの変数がある場合は,いろいろな形にすることができる.次は3変数の多項式である:

Collect が支配的な変数となるように多項式を再構成する:

がパラメータとして指定されているなら,項は を主変数として構成される:

2つの変数が指定されている場合,関数はまず についてまとめられ,次に についてまとめられる:

まず についてまとめ,次に についてまとめることもできる:

特性と関係  (2)

Expandは実質的にCollectの逆関数である:

変数の順序が重要である:

Wolfram Research (1988), Collect, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Collect.html (2007年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), Collect, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Collect.html (2007年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "Collect." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2007. https://reference.wolfram.com/language/ref/Collect.html.

APA

Wolfram Language. (1988). Collect. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Collect.html

BibTeX

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BibLaTeX

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