EvaluationPrivileges
CloudObjectおよび関連するクラウド関数のオプションで,クラウドオブジェクトに関連付けられた評価が他のどのファイルやクラウドオブジェクトにアクセスできるかを指定する.
詳細
- EvaluationPrivilegesは,クラウドオブジェクトを自分のクラウドに配備する際,特に信頼できないソースからノートブックを受け取った際に予期せぬコードの実行を防ぐための保護を与える.クラウドに配備されたノートブックはEvaluationPrivilegesオプションをサポートする.
- EvaluationPrivilegesは,クラウドオブジェクトが作られたり開かれたりした際に,これに関連付けられた評価特権を制御する.ユーザがクラウドオブジェクトを開けるかどうかはPermissionsで制御する.
- 次は,EvaluationPrivilegesの可能な設定である.
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Automatic サーバ側のクラウドノートブックの描画の間はNoneと等しく,それ以外の場合はAllと等しい All 評価の際に所有者がアクセスできる他の任意のクラウドオブジェクトにアクセスできる None 評価の際に他の任意のクラウドオブジェクトにアクセスすることはできない
例題
例 (1)
式を表示する動的コンテンツを含むノートブックを,EvaluationPrivilegesをデフォルト設定にして配備する:
ノートブックがロードされてサーバであらかじめ描画された静的HTMLを表示するが,サーバ側の描画中の評価では所有者のクラウドオブジェクトにアクセスしていないので,未評価の式が表示されている:
Wolfram Research (2020), EvaluationPrivileges, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/EvaluationPrivileges.html.
テキスト
Wolfram Research (2020), EvaluationPrivileges, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/EvaluationPrivileges.html.
CMS
Wolfram Language. 2020. "EvaluationPrivileges." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/EvaluationPrivileges.html.
APA
Wolfram Language. (2020). EvaluationPrivileges. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/EvaluationPrivileges.html