GridCreationSettings
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「表・行列の作成」ダイアログの設定を指定するグローバルオプションである.
詳細
- 典型的な用法はGridCreationSettings->{opt1->val1,opt2->val2,…}である.
- 「表・行列の作成」ダイアログボックスを使って作成する表または行列の次のオプションが設定できる.
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"Columns" 3 列数 "DiagonalFill" False 対角要素の中に自動的に入力するかどうかを指定 "DiagonalFillText" "1" 対角要素の中に自動的に入力する文字列を指定 "DrawColumnLines" False 表,行列,パレット等の列間に境界線を引くかどうかを指定 "DrawFrame" False フレームを描くかどうかを指定 "DrawRowLines" False 表,行列,パレット等の行間に境界線を引くかどうかを指定 "Fill" False テキストの一部がグリッドボックスのそれぞれの要素の中に自動的に入力されるかどうかを指定 "FillText" "0" グリッドボックスのそれぞれの要素の中に自動的に入力する文字列を指定 "Rows" 3 行数 "Type" "PlainGridBox" グリッドボックスが,表,行列,あるいはパレットのどれなのかを指定 - 「表・行列の作成」ダイアログボックスは「挿入」▶「表・行列」▶「新規作成」メニューよりアクセスできる.
- "Rows"は,通常,「行数:」のフィールドに入力される.
- "Rows"は,0以上の整数で設定される.
- デフォルト設定の"Rows"->3では,新規に作成された表,行列,パレットの行は3行となる.
- "Columns"は,通常,「列数:」のフィールドに入力される.
- "Columns"は,0以上の整数で設定される.
- デフォルト設定の"Columns"->3では,新規に作成された表,行列,パレットの行は3列となる.
- "DrawRowLines"は,一般的にはダイアログボックスの中の「行間に線を引く」のチェックボックスを使って設定される.
- "DrawRowLines"->Trueの設定では,グリッドボックスの隣接した2つの行間に線が描かれる.
- デフォルト設定の"DrawRowLines"->Falseでは,行間に線は描かれない.
- "DrawRowLines"は,新規に作成されたグリッドボックスが線を描くためのオプションを含むか含まないかを指定することによって,間接的に線の表示だけを制御する.線を引くかどうかを直接制御するのはGridBoxOptionsである.
- "DrawColumnLines"は,一般的には「表・行列の作成」のダイアログボックスの中の「列間に線を引く」のチェックボックスを使って設定される.
- "DrawColumnLines"->Trueという設定では,グリッドボックスの隣接した2つの列間に線が描かれる.
- デフォルト設定の"DrawColumnLines"->Falseでは,列間に線は描かれない.
- "DrawColumnLines"は,新規に作成されたグリッドボックスが線を描くためのオプションを含むか含まないかを指定することによって,間接的に線の表示だけを制御する.線を描くか描かないかを直接的に制御するのはGridBoxOptionsである.
- "DrawFrame"は,一般的には「表・行列の作成」ダイアログボックスの中の「フレームを描く」のチェックボックスを使って設定される.
- "DrawFrame"->Trueという設定では,グリッドボックスはフレームで囲まれる.
- デフォルト設定の"DrawFrame"->Falseでは,グリッドボックスはフレームなしで描画される.
- "DrawFrame"は,新規に作成されたグリッドボックスがフレームを描くためのオプションを含むか含まないかを指定することによって,間接的にフレームの表示だけを制御する.
- "Type"の可能な設定はTable(表),Matrix(行列),Palette(パレット)の3つである.表はシンプルな四角のグリッド,行列はカッコで囲まれた表,パレットはボタンの付いた矩形配列である.
- "Type"の値は,一般的には「表・行列の作成」ダイアログボックス中の適切なボタンをクリックすることで設定される.
- "Fill"->Trueでは,選択されたテキストは,自動的にグリッドボックスの中に入力される.
- 入力されるテキストは,関連した"FillText"(充填用テキスト)の設定で指定される.どんな文字列でもよい.
- "Fill"->Falseの設定では,空白のプレースホルダ()がグリッドボックスの要素の中に入力される.
- "DiagonalFill"->Trueでは,選択されたテキストは,自動的にグリッドボックスの中に入力される.
- 入力されるテキストは,関連した"DiagonalFillText"(対角充填用テキスト)の設定で指定される.どんな文字列でも入力することができる.
- "Fill"->Falseの設定では,空白のプレースホルダ()がそれぞれの対角要素の中に入力される.
- "FillText"は,一般的には「表・行列の作成」ダイアログボックスの中の「補充:」で続いているテキストボックスに文字列を入れることによって設定される.
- どんな文字列でも入力することができる.デフォルト設定は"FillText"->"0"である.
- "DiagonalFillText"は,一般的には「表・行列の作成」ダイアログボックスの「対角を補充:」で続いているテキストボックスに文字列を入れることによって設定される.
- デフォルト設定は"FillDiagonalText"->"1"である.
Wolfram Research (1999), GridCreationSettings, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/GridCreationSettings.html.
テキスト
Wolfram Research (1999), GridCreationSettings, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/GridCreationSettings.html.
CMS
Wolfram Language. 1999. "GridCreationSettings." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/GridCreationSettings.html.
APA
Wolfram Language. (1999). GridCreationSettings. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/GridCreationSettings.html