HazardFunction
HazardFunction[dist,x]
x で評価された分布 dist のハザード関数を返す.
HazardFunction[dist,{x1,x2,…}]
{x1,x2,…}で評価された分布 dist の多変量ハザード関数を返す.
HazardFunction[dist]
ハザード関数を純関数として返す.
詳細
- HazardFunctionは死力としても知られている.
- 連続分布の場合,HazardFunction[dist,x] dx は,観測値が無限小 dx について x より大きいことを前提として,それが x から x+dx までの間になる確率を返す.
- 連続分布の場合,HazardFunction[dist,x] dx は無限小 dx についてProbability[x≤ξ<x+dxξ≥x,ξdist]に等しい. »
- 離散分布の場合,HazardFunction[dist,x]はProbability[ξxξ≥x,ξdist]に等しい.
- 多変量連続分布の場合,HazardFunction[dist,{x1,…,xn}]dx1 ⋯ dxnはProbability[x1≤ξ1<x1+dx1∧⋯∧xn≤ξn<xn+dxnξ1≥x1∧⋯∧ξn≥xn,{ξ1,…,ξn}dist]に等しい.
- 多変量離散分布の場合,HazardFunction[dist,{x1,…,xn}]はProbability[ξ1x1∧⋯ ∧ξnxnξ1≥x1∧⋯∧ξn≥xn,{ξ1,…,ξn}dist]に等しい.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (20)
パラメトリック分布 (6)
ノンパラメトリック分布 (3)
派生分布 (8)
QuantityDistributionのハザード関数は,引数が互換単位を持つQuantityであると仮定する:
ランダム過程 (3)
離散状態ランダム過程のSliceDistributionについてのハザード関数を求める:
離散状態過程について,複数の時間スライスを持つハザード関数を求める:
離散状態ランダム過程のStationaryDistributionについてのハザード関数:
一般化と拡張 (1)
HazardFunctionは要素単位でリストに縫い込まれる:
アプリケーション (4)
あるカジノでは を支払い,賭け金 を選ぶとゲームに参加できる.既知の分布 に従う正の連続する確率変数 が生成される. なら賭け金が回収できる.さもなければ賭けに負ける.儲けを最大にする の値を求める:
WeibullDistributionを仮定し,賭け金の最適額を求める:
テキスト
Wolfram Research (2010), HazardFunction, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/HazardFunction.html.
CMS
Wolfram Language. 2010. "HazardFunction." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/HazardFunction.html.
APA
Wolfram Language. (2010). HazardFunction. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/HazardFunction.html