Inherited
包み込んでいるスタイル,セルあるいはノートブックから継承されるオプション値を表す.
詳細
- opt->Inheritedは,特定のレベルで opt に設定値を与えないことに等しい.
- どのレベルでも明示的な設定値が与えられない場合は,組込みのデフォルト値が使われる.
- Inheritedは,実質的に常に,オプション設定が使われる前に明示的な値に置き換えられる.
- 最も近い包み込みのオプション設定が opt->{a1,b1,…}の形の場合,opt->{Inherited,b2,…}中のオプション設定は opt->{a1,b2,…}と等価であると解釈される.
例題
例 (2)
フォントサイズの設定がノートブックレベルの設置を無効にするセルを作る:
セルレベルのFontSize設定をキャンセルし,より高いレベルの設定が有効になるようにする:
次は,"Text"スタイルのセルを作る:
これは"Text"スタイルから継承されたCellMarginsの設定である:
このセルは,右側余白にはこのセル独自の設定値を使い,その他の余白には継承値を使う:
この場合,Inherited記号がセルのCellMargins設定に示される:
Wolfram Research (2007), Inherited, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Inherited.html.
テキスト
Wolfram Research (2007), Inherited, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Inherited.html.
CMS
Wolfram Language. 2007. "Inherited." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/Inherited.html.
APA
Wolfram Language. (2007). Inherited. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Inherited.html