ItemDisplayFunction

ItemDisplayFunction

Datasetのオプションで,表示前に項目に適用する関数を指定する.

詳細

  • ItemDisplayFunctionの設定は任意の純関数でよい.
  • オプションItemDisplayFunctionf を使うと,データ集合内の項目が表示される前に,全項目に指定された関数が適用される.
  • オプションItemDisplayFunctionf を使うと,表示された項目が f[item,position,dataset]で与えられる.
  • ItemDisplayFunctionの設定は,次のように与えることで個々の項目に別々に適用できる.
  • specspec をすべての項目に適用する
    {spec1,spec2,,specn}speckをデータ集合のレベル k の項目に適用する
    {spec_(1),spec_(2),...,spec_(n),rules}個々の項目に明示的な規則を使うことも許す
  • speckは以下の形式を持つことができる.
  • {s1,s2,,sn}s1から snまでを使い,次にデフォルトを使う
    {{c}}すべての場合に c を使う
    {{c1,c2}}c1c2を交互に使う
    {{c1,c2,}}すべての ciを循環的に使う
    {s,{c}}s を使い,次に c を繰り返し使う
    {s1,{c},sn}s1を使い,次に c を繰り返し使うが,最後は snを使う
    {s1,s2,,{c1,c2,},sm,,sn} 最初の一続きの siを使い,次に ciを循環的に使い,最後に siの最後の一続きを使う
    {s1,s2,,{},sm,,sn}はじめに siの最初の一続きを使い,最後に終りの一続きを使う
  • 規則は ispec の形をしている.i はデータ集合内の位置を指定する.
  • 位置はパターンでもよい.
  • ヘッダの位置は,ヘッダにカーソルを合わせてデータ集合の一番下から読むことができる.
  • 規則の左辺がリストではないとき,設定は左辺をキーあるいは指標として持つ任意の位置に適用される.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (2)

すべての項目の周りに枠を付ける:

数量を単位を付けずに表示する:

アプリケーション  (1)

数量を百分率としてフォーマットする:

考えられる問題  (1)

ItemDisplayFunctionの値は明示的な純関数でなければならない.その他の値を使っても効果がない:

明示的な純関数を使う:

インタラクティブな例題  (1)

マウスの下の項目をハイライトする:

おもしろい例題  (1)

タイタニック号の乗客データを,棒グラフで年齢を,記号で性別を表し,生存した場合にはチェックマークを付けて表示する:

Wolfram Research (2020), ItemDisplayFunction, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ItemDisplayFunction.html.

テキスト

Wolfram Research (2020), ItemDisplayFunction, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ItemDisplayFunction.html.

CMS

Wolfram Language. 2020. "ItemDisplayFunction." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ItemDisplayFunction.html.

APA

Wolfram Language. (2020). ItemDisplayFunction. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ItemDisplayFunction.html

BibTeX

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BibLaTeX

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