LinebreakAdjustments
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自動改行を加える場所を計算するために使うパラメータを定義するオプションである.
詳細
- 式の自動改行では,行の長さに影響を与える多くの要因を考慮する複雑なアルゴリズムが使われる.それぞれの要因に対して重みが付けられ,それが改行位置を決めるグローバルな最適化ルーチンでパラメータとして使われる.パラメータを調整することにより,それぞれの条件の重要度をコントロールすることができる.ほとんどの場合においてデフォルトの設定が最適のソリューションとなるので,自分で調整する必要はない.
- LinebreakAdjustmentsは5つの数のリストLinebreakAdjustments->{a, b, c, d, e}として定義される.a は最適な行の長さを最大の行の長さとの割合で示す.b は a で指定された長さから外れることに対するペナルティである.c はボックスツリーの深さに基づくペナルティである.改行がボックスツリーの深いところで起るほど,改行に対するペナルティも大きくなる.d は前の行の改行の悪さに基づくペナルティである.e は総行数に基づくペナルティである.e が大きいほど,式をフォーマットするのに使われる行数は少なくなる.
- デフォルト設定はLinebreakAdjustments->{0.85, 2, 12, 1, 1}であり,ほとんどのWolfram言語の入力に合うものが経験的に選ばれる.代替設定のLinebreakAdjustments->{0.5, 10, 100, 1, 0.5}は,プログラムコードに適している.
Wolfram Research (1999), LinebreakAdjustments, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/LinebreakAdjustments.html.
テキスト
Wolfram Research (1999), LinebreakAdjustments, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/LinebreakAdjustments.html.
CMS
Wolfram Language. 1999. "LinebreakAdjustments." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/LinebreakAdjustments.html.
APA
Wolfram Language. (1999). LinebreakAdjustments. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/LinebreakAdjustments.html