PrintingOptions
この関数は,Wolfram言語には完全に統合されていません.変更される可能性があります.
印刷関連の設定を行うオプションである.
詳細
- 典型的な用法はPrintingOptions->{opt1->val1,opt2->val2,…}である.
- 設定可能なオプション
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"CellBackgroundHalftoneAngle" Automatic PostScriptプリンタに描画されるグラフィックスの格子線の角度を指定 "CellBackgroundHalftoneDensity" Automatic PostScriptプリンタに描画されるグラフィックスの格子線のスペースを指定 "FacingPages" False ヘッダとフッタを左と右の両面印刷で別々に指定するかどうかを指定 "FirstPageFace" Right ノートブックを印刷するときに,開始ページ面が左右のどちらかを指定 "FirstPageFooter" True フッタが他のページすべてに印刷されているときに,フッタを最初のページに追加するかどうかを指定 "FirstPageHeader" True ヘッダが他のページすべてに印刷されるときに,ヘッダを最初のページに追加するかどうかを指定 "GraphicsPrintingFormat" "Automatic" PostScriptグラフィックスの印刷の形式を指定 "IncludePostScriptResourceDirectives" True ファイルを印刷に送るとき,PostScriptのリソースコメントを含めるかどうかを指定 "IncludeSpecialFonts" True ファイルを印刷するときにWolframシステムフォントそのファイルに含めるかどうかを指定 "Magnification" 1. ノートブックが印刷されるときの,各ページの拡大率を指定 "PageFooterMargins" {Automatic, Automatic} ページフッタのマージンサイズを指定 "PageHeaderMargins" {Automatic, Automatic} ページヘッダのマージンサイズを指定 "PageSize" {Automatic, Automatic} ノートブックを印刷するときのページサイズを指定 "PaperOrientation" "Portrait" 印刷の向きを指定 "PaperSize" {Automatic, Automatic} ノートブックの印刷に使用する用紙のサイズを指定 "PostScriptOutputFile" Automatic 印刷(Print)コマンドが実行されたとき,PostScript出力が保存されるファイル名を指定 "PrintCellBrackets" False セルブラケットを印刷するかしないかを指定 "PrintMultipleHorizontalPages" False ページ幅からはみ出た内容を印刷するかしないかを指定 "PrintRegistrationMarks" True 領域マークを各ページの端に印刷すべきかどうかを指定 "PrintSelectionHighlighting" False ノートブックで選択された部分のハイライトを印刷するかどうかを指定 "PrintingMargins" {{54, 54}, {72, 72}} ノートブックを印刷しているときのマージンのサイズ指定 "RestPagesFooter" True 最初のページ以降のページにフッタを追加するかどうかを指定 "RestPagesHeader" True 最初のページ以降のページにヘッダを追加するかどうかを指定 "UnixShellPrintingCommand" Automatic ノートブックをプリンタに出力するときに,システム上で実行されるコマンドを指定 "UsePostScriptOutputFile" False ノートブックをプリンタに送る代りに,PostScriptファイルとして保存するかどうかを指定 "UseUnixShellPrintingCommand" False (UnixではTrue ) ノートブックを印刷するとき,システムの印刷コマンドを実行するかどうかを指定 - "CellBackgroundHalftoneAngle" は"CellBackgroundHalftoneAngle" -> n で指定され,n はグリッドの角度の大きさである.
- "CellBackgroundHalftoneDensity" は"CellBackgroundHalftoneDensity" -> n で指定され n は1インチあたりの格子線の数である.
- "FacingPages" -> Trueでは,左ページのヘッダとフッタは,右ページのヘッダとフッタと異なる.両方のヘッダとフッタは,「ファイル」▶「印刷設定」▶「ヘッダとフッタ」のダイアログボックスで別々に指定しなければならない.
- デフォルト設定の"FacingPages" -> Falseでは,左ページのヘッダとフッタは右ページと同じである.
- "FirstPageFooter" -> Falseの設定では,最初のページ以外の他のページすべてにフッタが指定されていたとしても,最初のページはフッタなしで印刷される.
- "FirstPageFooter"は,「ファイル」▶「印刷設定」▶「ヘッダとフッタ」のメニュー項目を使ってアクセスできるダイアログボックスでも指定することができる.
- "FirstPageHeader" -> Falseの設定では,最初のページ以外の他のページすべてにヘッダが指定されていたとしても,最初のページはヘッダなしで印刷される.
- "FirstPageHeader"は,「ファイル」▶「印刷設定」▶「ヘッダとフッタ」のメニュー項目を使ってアクセスできるダイアログボックスでも指定することができる.
- "GraphicsPrintingFormat"の可能な設定
- デフォルト設定の"GraphicsPrintingFormat"->"Automatic"は,WindowsとMacintoshでは"GraphicsPrintingFormat"->"Automatic"に,Unixでは"GraphicsPrintingFormat"->"Automatic"に等しい.
- "IncludePostScriptResourceDirectives"の設定は通常,「印刷」ダイアログボックスから設定される.
- デフォルト設定の"IncludeSpecialFonts"->"True"では,印刷出力にWolframシステムフォントが含まれる.
- "IncludeSpecialFonts"->"False"と設定すると,Wolframシステムフォントは印刷出力から除外される.
- "IncludeSpecialFonts"は通常,「印刷」ダイアログボックスから設定される.
- "Magnification"は数字で指定される.デフォルト設定は"Magnification" -> 1で,印刷されているページの元のサイズに対応する.
- "PageFooterMargins"->{a,b}では,a と b はそれぞれフッタの左と右のマージンをプリンタポイントで指定する.1インチは72ポイントに等しい."FacingPages"(左右両側印刷形式)オプションがFalseに設定されている場合,フッタの右マージンの値が全ページに適用される.
- "PageHeaderMargins"->{a,b}では,a と b はそれぞれフッタの左と右のマージンをプリンタポイントで指定する.1インチは72ポイントに等しい."FacingPages"(左右両側印刷形式)オプションがFalseに設定されている場合,フッタの右マージンの値が全ページに適用される.
- "PageSize"->{w,h}は,プリンタポイントで用紙の幅と高さを指定する.1インチは72ポイントに等しい.
- "PageSize"の設定は,同様のオプション"PaperSize"(用紙サイズ)の設定に優先する."PagerSize" よりも小さい "PapeSize"の値を使うことで,例えば,ノートブックが小さい用紙で印刷されたとき,どのように印刷されるかということが確認できる.
- デフォルト設定の"PaperOrientation"->"Portrait"では縦の方向(ポートレート)に印刷される.
- "PaperOrientation"->"Landscape"では横方向(ランドスケープ)に印刷される.
- "PaperOrientation"は,通常,「ファイル」▶「印刷設定」▶「用紙設定」メニューで設定される.
- "PaperSize"->{w,h}は,プリンタポイントで用紙の幅と高さを指定する.1インチは72ポイントに等しい.
- デフォルト設定の "PostScriptOutputFile"->"Automatic"では,ファイル名は印刷されているノートブックと同じ名前で,拡張子の.nbは.psで置換される.
- "PostScriptOutputFile"は"UsePostScriptOutputFile"がTrueに設定されているときにだけ,つまり,PostScriptの出力がファイルとして保存されるときだけに有効である.出力がプリンタに送られるかどうかは"UseUnixShellPrintingCommand"の設定次第である.
- "PostScriptOutputFile"は通常,「印刷」ダイアログボックスから設定される.
- デフォルト設定の"PrintCellBrackets"->Falseでは,ノートブックの中のセルブラケットは,画面で表示されていたとしても印刷されない.
- "PrintingMargins"->{{l,r},{b,t}}は,ページの左,右,下,上のマージンをプリンタポイントで指定する.1インチは72ポイントに等しい.
- デフォルト設定の"PrintMultipleHorizontalPages"->Falseでは,ページの横幅以上の部分のテキストは印刷されない.余分な部分のテキストは,用紙が横幅に達したところで切られる.
- "PrintMultipleHorizontalPages"->Trueの設定では,通常のページの横幅以上に及んでいるテキストは別のページに印刷される.余りのテキストのすべての内容が含まれるだけのページが印刷される.追加のページは1.1,1.2,1.3...等,小数で示される.
- "PageSize"(ページサイズ)を調節することにより,ノートブックを特定サイズの用紙に印刷したときにどのように見えるかをシミュレーションすることができる.デフォルト設定の"PrintRegistrationMarks"->Trueでは,シミュレーションページの四隅に領域マークが印刷されるので,ページの境界線が見やすくなる.
- "PrintRegistrationMarks"->Falseとすると,領域マークは印刷されない.
- デフォルト設定の"PrintSelectionHighlighting"->Falseでは,ノートブックで選択された部分のハイライトは印刷されない.
- "RestPagesFooter"->Falseでは,フッタは2ページ目からは印刷されない.このオプションは,フッタを第1ページに印刷するかどうかを指定するオプション"FirstPageFooter"を補完する.
- "RestPagesFooter"->Trueの設定では,フッタは2ページ目から印刷される.フッタのコンテンツはオプションPageFootersの設定によって決まる.
- "RestPagesHeader"->Falseでは,ヘッダは2ページ目からは印刷されない.このオプションは,フッタを第1ページに印刷するかどうかを指定するオプション"FirstPageHeader"を補完する
- デフォルト設定の"RestPagesHeader"->Trueでは,ヘッダは2ページ目から印刷される.ヘッダのコンテンツはオプションPageHeadersの設定によって決まる.
- Unix シェルコマンドは"UnixShellPrintingCommand"の隣のテキストボックスに文字列を入力することで指定する.
- このオプションは"UseUnixShellPrintingCommand"(Unixシェル印刷コマンド使用)がTrueに設定されているときにだけ有効である.
- "UnixShellPrintingCommand"は一般に「印刷」ダイアログボックスで設定される.
- デフォルト設定の"UsePostScriptOutputFile"->Falseでは,Printコマンドで生成された出力はPostScriptファイルとして保存されない.出力がプリンタに送られるかどうかは,"UseUnixShellPrintingCommand"(Unixシェル印刷コマンド使用)の設定次第である.
- "UsePostScriptOutputFile" -> Trueの設定では,Printコマンドで生成された出力はPostScriptファイルとして保存される.
- "UsePostScriptOutputFile"は通常,「印刷」ダイアログボックスで設定される.
- "UseUnixShellPrintingCommand"は通常,「印刷」ダイアログボックスで設定される.
Wolfram Research (1999), PrintingOptions, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PrintingOptions.html.
テキスト
Wolfram Research (1999), PrintingOptions, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PrintingOptions.html.
CMS
Wolfram Language. 1999. "PrintingOptions." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/PrintingOptions.html.
APA
Wolfram Language. (1999). PrintingOptions. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/PrintingOptions.html