Timing
Timing[expr]
expr を評価して,この結果と所要時間(秒)のリストを返す.
詳細
- Timingの属性はHoldAllである.
- Timing[expr;]は{timing,Null}を与える.
- Timingは,高々$TimeUnit秒の精度しか持ち合せていない.
- TimingはWolfram言語カーネルで費やしたCPUタイムのみを含む.WSTPやその他に接続する外部過程で費やす時間は含まない.また,Wolframシステムフロントエンドで費やされる時間も一切含まれない.
- Timing[expr]は expr の評価に費やされる時間だけを含み,結果のフォーマットや印刷等の時間は含まない.
- 複数のCPUを有するある種のコンピュータシステムではWolfram言語カーネルが異なるCPUに追加的なスレッドを生じさせることがあるかもしれない.オペレーティングシステムによっては,Timingがこのような追加的スレッドを無視する.しかし,すべてのスレッドの合計時間を与え,このために結果がAbsoluteTimingを超えてしまうオペレーティングシステムもある.
- 1つのセッション中でもTiming[expr]が異なる結果を返すことがある.内部システムキャッシュの使用が原因であることが多い.キャッシュはClearSystemCacheでクリアすることができる.
例題
Wolfram Research (1988), Timing, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Timing.html (2003年に更新).
テキスト
Wolfram Research (1988), Timing, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Timing.html (2003年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1988. "Timing." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2003. https://reference.wolfram.com/language/ref/Timing.html.
APA
Wolfram Language. (1988). Timing. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Timing.html