URLResponseTime
URLResponseTime[url]
指定したURLに1バイトリクエストするのにかかった合計時間を秒単位で与える.
URLResponseTime[url,prop]
指定した時間を与える.
詳細とオプション
- URLは"url"あるいはURL["url"]で指定することができる.IPAddress["host:protocol"]もサポートされている.
- 与えられたURLがホスト名だけの場合は,デフォルトのHTTPポート(80)が仮定される.
- URLが開けないとき,URLResponseTimeは$Failedを返す.
- 次はURLResponseTimeの使用可能な特性である.
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All すべての時間の連想 "ConnectionTimes" 接続ステップに関連した時間の連想 "HostConnection" ホストに接続するまでの合計時間 "HTTPRedirect" すべての着信転送ステップにかかる時間(該当する場合) "NameLookup" DNS検索を行う時間 "PreTransfer" データ転送リクエスト以前のすべてのステップにかかる時間 "SSLHandshake" SSLハンドシェークを完了するまでの時間 "TransactionTotal" リクエストを完了するまでの合計時間 "TransferInitiation" 最初の1バイトを受信するまでの時間 - URLResponseTime[url]はURLResponseTime[url,"TransactionTotal"]に等しい.
- URLResponseTimeは次のオプションを取る.
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TimeConstraint 60 URLが応答するまでの待ち時間 - オプション設定 t は t 秒と解釈される.Quantityを含む設定も使用される.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (6)
開始してから最初のバイトを受信するまでにかかった時間を求める:
URLResponseTimeはIPAddressオブジェクトをサポートする:
オプション (1)
TimeConstraint (1)
特性と関係 (2)
"TransactionTotal"はデフォルト特性である:
URLResponseTime[host]はWebサーバへの接続を開くまでの時間をレポートする:
PingTimeは接続を開かずに接続試験パケットを送る時間を与える:
どちらの方法も使える場合は,PingTimeの方が速いことが多い:
テキスト
Wolfram Research (2017), URLResponseTime, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/URLResponseTime.html.
CMS
Wolfram Language. 2017. "URLResponseTime." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/URLResponseTime.html.
APA
Wolfram Language. (2017). URLResponseTime. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/URLResponseTime.html