VideoReplace

VideoReplace[video,{t1,t2}new]

動画の t1から t2までの部分を新たな動画 new で置換する.

VideoReplace[video,{{t11,t12},}new]

複数の区間を同じ動画 new で置換する.

VideoReplace[video,{{t11,t12}new1,}]

複数の区間を置換する.

VideoReplace[video,,durfitting]

指定された durfitting メソッドを使って継続時間が異なる区間を置換する.

詳細とオプション

  • VideoReplaceを使って動画の一部を新しい動画の一部で置き換えることができる.
  • 置換するコンテンツは他の動画あるいは画像として与えることができる.
  • 結果の動画の継続時間は,変わることもあればそのままのこともある. »
  • 時間 t は以下の何でもよい.
  • t秒で与えられた時間
    Quantity[t,"Seconds"]秒または秒と互換の単位で与えられた時間
    Quantity[t,"Frames"]フレーム数として与えられた時間
  • durfitting メソッドは new{t1,t2}区間をどのように置換するかを指定する.次は,使用可能な設定である.
  • "Fill"継続時間が t2-t1になるように new を充填したり切り縮めたりする(デフォルト)
    "Insert"t1から t2までの動画を削除して t1new を挿入する
  • 次は,フレームの置換を制御するオプションである.
  • ConformationMethod Automaticサイズの異なるフレームをどのように揃えるか
  • デフォルトで,VideoReplaceは新規動画を$WolframDocumentsDirectory"Video"ディレクトリに置く.
  • 次は,出力動画の特性を制御するオプションである.
  • AudioEncodingAutomatic使用する音声符号化
    CompressionLevelAutomatic使用する圧縮レベル
    GeneratedAssetFormatAutomatic結果のファイル形式
    GeneratedAssetLocation$GeneratedAssetLocation生成されたデジタルアセットの場所
    OverwriteTargetAutomatic既存ファイルに上書きするかどうか
    SubtitleEncodingAutomatic使用する字幕の符号化
    VideoEncodingAutomatic使用する動画符号化
    VideoTransparencyFalse出力動画が透明度チャンネルを持つべきかどうか

例題

すべて開くすべて閉じる

  (1)

動画の最初の1秒を黒いフレームで置き換える:

各秒のフレームを表示する:

スコープ  (11)

時間指定  (6)

動画の単一区間を置換する:

赤,緑,青の強度を経時的に表示する:

単一の区間を置換して強度を経時的に表示する:

複数の区間を同じ動画で置換する:

複数の区間を異なる動画で置換する:

時間量を使って区間を指定する:

フレーム数を使って区間を指定する:

各フレームの赤,緑,青の強度を表示する:

動画の終りと相対的な時間または区間を指定する:

最後から20フレームから始まる区間を置換する:

フィッティング  (2)

デフォルトで,置換するものの時間が指定された区間よりも長い場合は動画が切り取られる:

結果の継続時間はもとの動画とほぼ等しい:

これは"Fill"フィッティングモードに等しい:

"Insert"フィッティングモードを使って結果に新規動画すべてを含める:

結果の継続時間は新規動画の継続時間の差の分だけ長くなった:

新規動画が指定された長さより短い場合,"Insert"モードは新規動画の継続時間分までしか置換しない:

結果の継続時間は新規動画の継続時間の差の分だけ短くなる:

デフォルトで,新しいコンテンツの時間が指定された置換よりも短い場合は黒いフレームと音無の音声で充填される:

これは,"Fill"フィッティングモードに等しい:

"Insert"フィッティングモードを使って新規動画すべてを結果に含める:

新たなコンテンツ  (3)

動画の一部を新たな動画で置換する:

単一の区間を置換して時間の経過とともに強度を表示する:

動画の一部を画像で置換する:

置換された区間が続く間,画像が繰り返される:

動画の一部を一定の色のフレームで置換する:

オプション  (1)

ConformationMethod  (1)

フレームサイズは基準動画から取られ,新たな動画はそのサイズに合わせられる:

動画の後半をサイズと縦横比が異なる動画で置換する:

デフォルトで,新たな動画からのフレームは"Fit"メソッドで黒充填を使ってサイズ調整される:

別のフィッティングメソッドを指定する:

特性と関係  (2)

デフォルトで,もとの動画の特性は継続時間を除いて変わらない:

動画の特性を比較する:

動画の一部を特性が異なる新たなコンテンツに置き換える:

デフォルトの"Fill"メソッドはもとの継続時間を保持しようとする:

"Insert"メソッドが使われると継続時間が変わることがある:

新たな動画が置き換えられる区間よりも長ければ,結果はもとの動画よりも長くなる:

置換え区間は動画の全トラックに適用される:

動画と音声のトラックが一つずつの新たな動画を作成する:

1秒から2秒までのコンテンツを置き換える:

結果の動画の音声トラックを表示する:

新たな動画にもとの動画にはないトラックがある場合,そのトラックは結果には含まれない:

もとの動画に置き換えるものよりも多くのトラックがある場合は黒いフレームと無音が挿入される:

もとの音声トラックの指定区間が無音で充填される:

Wolfram Research (2021), VideoReplace, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/VideoReplace.html (2021年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2021), VideoReplace, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/VideoReplace.html (2021年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2021. "VideoReplace." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2021. https://reference.wolfram.com/language/ref/VideoReplace.html.

APA

Wolfram Language. (2021). VideoReplace. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/VideoReplace.html

BibTeX

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BibLaTeX

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