TLE (.tle,.tce)
- ImportはTLS形式を完全にサポートする.
予備知識
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- TLE地理空間ファイル形式.
- 衛星データ形式.
- 衛星軌道のケプラー(Keplerian)パラメータを保管する.
- TLEはTwo-Line Elementの頭字語である.
- ASCII形式.
- 北アメリカ航空宇宙防衛司令部ノーラッド(NORAD,North American Aerospace Defense Command) によって開発された.
Import
- Import["file.tle"]はTLEファイルをインポートし,全位置データを配列として返す.
- Import["file.tle"]は異なる時間のいくつかの衛星の位置を表す三次元配列を返す.
- Import["file.tle",elem]はTLEファイルから指定の要素をインポートする.
- Import["file.tle",{{elem1,elem2,…}}]は複数の要素をインポートする.
- インポート形式はImport["file","TLE"]またはImport["file",{"TLE",elem,…}]で指定できる.
- Importについての全一般情報は関数ページを参照のこと.
- ImportStringはTLE形式をサポートする.
- 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
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Import ファイルからインポートする CloudImport クラウドオブジェクトからインポートする ImportString 文字列からファイルからインポートする ImportByteArray バイト配列からインポートする
Import要素
- 一般的なImport要素:
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"Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト "Summary" ファイルの概要 "Rules" 使用可能なすべての要素の規則のリスト - データ表現要素:
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"Data" 配列として与えられる全データ要素 "LabeledData" 規則のリストとして与えられるデータ列 "Labels" 文字列のリストとしての列見出し - Importはデフォルトで"LabeledData"要素を使用する.
- Import["file.tle","id"]は指定の識別文字列の衛星について利用できる全データを,規則のリストとして与える.
- Import["file.tle",n]はTLE記録 n について利用できる全データを規則のリストとして与える.
- 詳細データを表す要素:
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"ArgumentPeriapsis" 地球への最接近の点の角度 "AscendingNodeRightAscension" 昇交点の赤経 "BStar" B*大気抵抗パラメータ "Classification" 分類識別子 "Eccentricity" 軌道の偏心 "ElementNumber" 軌道要素一式のリビジョン番号 "EphemerisType" 軌道パラメータを生成するのに使われるモデル "EpochDate" 時間基準点 "Inclination" 軌道傾斜角の軌道角 "InternationalDesignator" 国際識別子(COSPARまたはNSSDCの名前) "LaunchYear" 打ち上げられた日 "MeanAnomaly" 平均近点離角パラメータ "MeanMotion" 1日あたりの公転数 "MeanMotionChangeRate" 平均運動の一次導関数(ndot2パラメータ) "Name" 完全衛星名 "RevolutionNumber" 元期日までに終了した公転数 "SatelliteID" NORAD衛星番号