"CachedFile" (インタープリタタイプ)

ローカルディレクトリにコピーされるファイル.

詳細

  • "CachedFile"は,Interpreter,および配備されたスマートフォームのフィールドを含む関連の構造で使うことができる.
  • "CachedFile"を使用するのに,Wolfram Cloudに接続する必要はない.
  • 他のほとんどの解釈タイプとは違い,"CachedFile"の使用には副作用が伴う.つまり,ディスクに新しいファイルが作成される.
  • "CachedFile"は,File["file"]URL["url"]をそれぞれ "file""url" として扱う.

使用可能な形式

  • File["path"]ローカルファイルへのパス
    URL["url"]URL
    CloudObject["url"]クラウドオブジェクト

制約条件の指定

  • Restricted["CachedFile",format]特定の format のファイル
    Restricted["CachedFile",format, max]特定の format で,サイズが max バイトよりも小さいファイル
    Restricted["CachedFile",format, {min, max}]特定の format で,サイズが min バイトと max バイトの間であるファイル
  • minmax の境界は,適切な単位での数量(例:Quantity[1,"Megabytes"])として表現することもできる.

解釈

  • "CachedFile"は,File["newpath"]を返す."newpath" は,ファイルがコピーされた場所である.

例題

  (1)

ファイルをキャッシュする:

あるファイル形式に制約する:

すべての画像ファイルに限る:

あるサイズに限る:

"CachedFile"にはCloudObjectも使える:

"CachedFile"には,URLオブジェクトも使える: