Break::nofunc Continue::nofunc Return::nofunc

詳細

  • BreakContinue,またはReturnの第2引数(オプショナル)が,包括する関数の呼出しと一致しない場合に出力される.
  • BreakContinue,またはReturnの第2引数は,影響を受ける包括関数またはループを指定するラベルである.このラベルが省略されると,影響を受ける関数またはループは組込みのヒューリスティックスにより決定される.
  • Off[message]はメッセージが表示されないようにし,On[message] はメッセージが表示されるようにする.(例: Off[Break::nofunc]

例題

  (2)

このメッセージは,Returnが2つの引数で使われているにも関わらず,包括関数がない場合に出力される.

これは2つの引数を持つReturnの典型的な使い方である.ここでは,戻り値が包括するModuleからのものであることを指定するために第2引数が使われている.

Returnの第2引数がなければ,デフォルトは包括したDoループから戻ることになり,関数の戻り値が異なってくる.

以下に示すのはReturnにおける第2引数の不正な使い方の例である.関数fReturnの式を包括しておらず,戻り先としては使えない.

fの定義をクリアする.