フロベニウス(Frobenius)方程式を解き,フロベニウス数を計算する
フロベニウス方程式とは以下の形式
を持った方程式のことである.
, …,
は正の整数,
は整数であり,解の座標
, …,
は非負の整数でなければない.
, …,
のフロベニウス数は,フロベニウス方程式
が解を持たなくなるような最大の整数
の値である.
FrobeniusSolve[{a1,…,an},b] | フロベニウス方程式 のすべての解のリストを返す |
FrobeniusSolve[{a1,…,an},b,m] | フロベニウス方程式 の 個の解を返す.解が 個ない場合は,すべての解を返す |
FrobeniusNumber[{a1,…,an}] | , …, のフロベニウス数を与える |
フロベニウス方程式を解きフロベニウス数を計算する関数
以下はフロベニウス方程式

の解すべてを返す:
これは,フロベニウス方程式

の解を1つ返す:
これは

のフロベニウス数を求める.つまり,フロベニウス方程式

が解を持たないような最大の

である:
次はフロベニウス方程式

が本当に解を持たないことを示している:
1セント,5セント,10セント,25セントの硬貨を使って42セントにするすべての方法である:
24セント,29セント,31セント,34セント,37セント,39セントの切手を使うと,88セントより大きい任意の郵便料金が払える: