ノートブックにおける数学表記

Wolfram言語のノートブック型インターフェースを使っている場合は,ここで説明するいくつかの演算を特殊な方法で入力することができる.
Sum[f,{i,imin,imax}]
総和
Product[f,{i,imin,imax}]
乗積
Integrate[f,x]
不定積分
Integrate[f,{x,xmin,xmax}]
定積分
D[f,x]
偏導関数
D[f,x,y]
多変数偏導関数
ノートブックにおける演算の特殊な入力法と通常の入力法
これは,標準添付される数式編集用パレットの一部分である.パレットのボタンをクリックすると,記号や式が編集中のノートブックに挿入される.その際,黒四角のプレースホルダがノートブックで選択してあるもので置換される:

7.gif

Esc sum Esc
総和記号
Esc prod Esc
乗積記号
Esc int Esc
不定積分記号
Esc dd Esc
積分式で使う微分記号
Esc pd Esc
偏微分記号
Ctrl+_ または Ctrl+-
下付き文字の位置,もしくは積分の下限値位置へ移動
Ctrl+^ または Ctrl+6
上付き文字の位置,もしくは積分の上限値位置へ移動
Ctrl + Shift + ,
真下付き文字の位置,もしくは和・積の下限値位置へ移動
Ctrl+& または Ctrl+7
真上付き文字の位置,もしくは和・積の上限値位置へ移動
Ctrl+% または Ctrl+5
上下位置間で移動
Ctrl + Space
上下位置から通常位置へ戻る
標準的な英語キーボードを使った特殊記号の入力法
積分式はこのように入力することができる.入力の際は,キーボードの ではなく,EscddEscのキー操作で入力される微分記号のdを使うことに注意:
上の式の入力で使った実際のキー操作を示す:
極限のある総和,総積,積分を入力するときは,下付き文字,上付き文字,真下付き文字,真上付き文字の標準的な制御シーケンスを使って,最初の極限を作成することができる.しかし2つ目の極限にはCtrl+%を使わなければならない.
総和は下のように入力できる:
これは入力のためタイプする実際のキーシーケンスである: