はじめに
CCompilerDriverパッケージを使うと,コンピュータにインストールされているCコンパイラが使えるようになる.これにより,Cソースコードから実行ファイル,ライブラリ,オブジェクトファイルが構築できるようになる.CompilationTargetオプションを"C"と設定すると,CCompilerDriverパッケージはWolframシステムコンパイラによって自動的に呼び出される.これはWSTP実行ファイルやWolfram Libraries(Wolfram言語にリンクできるダイナミックリンクライブラリ)の構築にも便利である.
Needs["CCompilerDriver`"]Wolfram Libraryのサンプルソースファイルである.
demoFile = FileNameJoin[ {$CCompilerDirectory, "SystemFiles", "CSource", "createDLL_demo.c"}];lib = CreateLibrary[{demoFile}, "testLibrary"]適切なCコンパイラがない場合は,コンパイルは失敗し,メッセージが生成される.
このライブラリはWolfram Libraryとして書かれている.したがって,関数はLibraryFunctionLoadを使ってロードできる.
fun = LibraryFunctionLoad[lib, "incrementInteger", {Integer}, Integer]LibraryFunctionを呼び出す.
fun[202]CCompilerDriverパッケージを使うと,ライブラリに加え,実行ファイルとオブジェクトファイルも構築できる.
WolframシステムにはCコンパイラは含まれているか?
WolframシステムにはCコンパイラは含まれていない.CCompilerDriver パッケージを利用するためには,コンピュータにCコンパイラがインストールされていなければならない.多くの場合,コンピュータには最初からCコンパイラが含まれているか,またはオプションとして加えることができる.また,さまざまな商用・非商用ソースから別のコンパイラを探してきてもよい.
サポートされているCコンパイラについては特定のコンパイラを参照されたい.
関連するガイド
関連するテクニカルノート
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- CCompilerDriverユーザガイド ▪
- 実行ファイルの作成 ▪
- ライブラリの作成 ▪
- オブジェクトファイルの作成 ▪
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