GUIKit`
GUIKit`

"Table"

GUIKitで提供されていた機能は,組込みのWolfram言語にネイティブのインターフェース構造およびコントロール関数で利用できるようになった.

Widget["Table"]

表を表す.

詳細

  • Widget["Table"]を使用する際は,まずNeeds["GUIKit`"]を使って GUIKit をロードする必要がある.
  • デフォルトでは,すべてのセルが編集可能である.Widget["DisplayOnlyTable"]内のセルはすべて編集不可能である.
  • デフォルトで,表中のほとんどのデータは数列でありセル内で左揃えになっている.しかし,チェックボックス,右揃えのテキスト,アイコンをそれぞれについて使って,表中の列からブール値,数値,画像をよりネイティブに制御して取り出すことができる.
  • 画像の表示にはもとの画像の破損を防ぐために"columnEditable"Falseに設定する必要があるだろう.
  • 表は現在のところ同じ列内の異なる行の異なるデータタイプの描画をサポートしていないので,指定の列内のすべてのデータが第1行のタイプまたは,指定されているのであれば"prototype"特性タイプにマッチすることが重要である
  • 使用可能な特性:
  • "items"{}表のコンテンツ
    "tableHeader"Null表のヘッダ
    "rowSelectionAllowed"True行ごとの選択が可能かどうか
    "columnSelectionAllowed"False列ごとの選択が可能かどうか
    "columnEditable"Null各列内のセルが編集可能かどうか
    "columnSortable"Null各列がヘッダのクリックでソートできるかどうか
    "prototype"Null典型的なデータの行をどのようにフォーマットするか
    "model" ユーザインターフェースと表中のデータを仲介するモデル

例題

すべて開くすべて閉じる

  (1)

スクロールビュー内に基本的な表を作る:

表全体のコンテンツを得る:

個々の行を得,設定する:

列のヘッダを変更する:

"model"コンポーネントを使って行を追加する:

列を追加する:

行を削除する:

クエリを行って個々のセルを変更する:

特性と関係  (4)

表のヘッダ  (1)

"tableHeader"特性をNullに設定して列のヘッダが表示されないようにする:

編集可能性  (1)

画像を表示する場合は"columnEditable"を常にFalseにする:

ブール値のチェックボックス列のみ編集可とする:

ソート  (1)

最初の2列のみソート可とする:

ソートをやり直した後:

ソート順が変わるたびに新たな順で出力する(外部から保存されたデータをソートし直すのに便利である):

データタイプ  (1)

第1列にブール値,最終列に数値の入った表を構築する:

値を適切な形式で得る:

"prototype"特性を使ってデータタイプのデフォルト描画を無効にする:

インタラクティブな例題  (1)

表がいつ変更されたかを知らせるバインディングを設定する:

値を更新し行を加える: