LightweightGridClient`
LightweightGridClient`

RemoteKernelOpen

RemoteKernelOpen[spec]

何等かの設定をしてカーネルを起動する.

RemoteKernelOpen[{spec1,spec2,}]

カーネルを並列で起動する.

詳細とオプション

  • RemoteKernelOpenLaunchKernelsによって使われるもので,Lightweight Gridのプロトコルに従って並列カーネルを起動する.
  • RemoteKernelOpenの引数は,ホスト名,Lightweight Grid ManagerのURL,RemoteServicesAgent式,あるいはRemoteService式である.
  • RemoteKernelCloseあるいはRemoteKernelCloseAllを使ってカーネルを終了する.
  • デフォルト設定の"LocalLinkMode"->"Connect"では,リモートカーネルがリンクを作成し Mathematica がこれに接続する."LocalLinkMode"->"Create"とすると,Mathematica がリンクを作成しリモートカーネルがこれに接続する.ネットワークの設定によっては,リモートコンピュータ上に作成されたリンクへの Mathematica の接続が許可されず,"LocalLinkMode" -> "Create"での接続を求められることがある.
  • 使用可能なオプション:
  • "LocalLinkMode""Connect"リンクの確立方法
    "Service" ""起動するサービスの名前
    "Timeout"5ネットワーク接続のタイムアウト(秒)

例題

すべて開くすべて閉じる

  (1)

リモートコンピュータ上で1個のカーネルを起動する:

起動したカーネルで式を評価する:

カーネルを終了する:

スコープ  (1)

マルチコアマシン上のカーネルを起動する:

オプション  (3)

"LocalLinkMode"  (1)

リモートカーネルに MathLink リンクを作成させ,この Mathematica セッション中にこれに接続する:

clusterhead.example.comで実行中のこの Mathematica セッション中にMathLink リンクを作り, カーネルをこれに接続する:

"Service"  (1)

octet.example.comのProjectGammaサービスを使ってカーネルを起動する:

"Timeout"  (1)

リターンする前にoctet.example.comからの反応を2.5秒待つ: