NumericalCalculus`
NumericalCalculus`
NResidue
NResidue[expr,{z,z0}]
点 z=z0付近の expr の留数を数値的に求める.
詳細とオプション
- NResidueを使うためには,まず数値計算パッケージをロードしなくてはならない.それにはNeeds["NumericalCalculus`"]を実行する必要がある.
- 引数 x が数値の場合,式 expr は数値でなければならない.
- 留数は,expr のローレン展開の(z-z0)-1の係数として定義される.
- NResidueは複素平面上の点 z0を中心とする小円の周りを数値的に積分する.NResidueは穴あき円板が解析的でない場合,誤った結果を返す.
- NResidueは実質的にゼロとなるような小さい数を認識することができない.このような誤った残差を排除するためにChopが必要となることがよくある.
- Residueは通常ある点でベキ級数を評価することができなければならないが,NResidueはベキ級数が計算されなくても留数を見付けることができる.
- NResidueはNIntegrateと同じオプションを持つ他,次のような追加・変更がある:
-
Radius 1/100 積分が評価される曲線の半径 Method Trapezoidal 使用する積分法
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (2)
一般化と拡張 (1)
NResidueはリストに要素単位で縫い込まれる:
オプション (3)
Radius (2)
WorkingPrecision (1)
NResidueは,NIntegrateのオプションを取る.これは正確な結果を得るために必要なことがある:
アプリケーション (2)
考えられる問題 (1)
積分曲線に分枝切断線が含まれる場合,NResidueは不正確な結果を返す:
Wolfram Research (2007), NResidue, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/NumericalCalculus/ref/NResidue.html.
テキスト
Wolfram Research (2007), NResidue, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/NumericalCalculus/ref/NResidue.html.
CMS
Wolfram Language. 2007. "NResidue." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/NumericalCalculus/ref/NResidue.html.
APA
Wolfram Language. (2007). NResidue. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/NumericalCalculus/ref/NResidue.html