RNull
詳細とオプション
- RNullは,Wolfram言語のNullに対応する.
- R言語オブジェクトを表すRLinkの内部形式を手動で構築するか,それを使用するかする必要がない限り,この頭部を使うことはない.
例題
例 (1)
Wolfram言語のNullは,RLinkの内部表現に変換する際に,RのNULLとして解釈される:
変数(あるいは式の一部.例えば,リストの一部)をNULLに対して設定することができる:
NULLとの比較はうまくいかない.長さ0の論理ベクトルが返される:
しかし,test変数に保存された値の型をテストすることはできる:
NULLをテストする適切な方法は,is.nullの組込みのR関数を通す方法である:
このため,NULLをベクトルの要素に割り当てるとエラーが引き起される:
NULLをリストの要素に割り当ててもエラーは起らず,事実上リストからその要素を削除する.以下はテスト用のリストである:
このためある意味で,RのNULLは,Wolfram言語のNullとSequence[]の動作を組み合せたものであると言える.
テキスト
Wolfram Research (2012), RNull, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/RLink/ref/RNull.html.
CMS
Wolfram Language. 2012. "RNull." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/RLink/ref/RNull.html.
APA
Wolfram Language. (2012). RNull. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/RLink/ref/RNull.html