漸近解析
漸近解析は近似の微積分である.これはテイラー(Taylor)やスターリング(Stirling)の公式等の初期の結果から素数理論まで,厳密には解けない難題を解き,複雑な解の簡単化した形を求めるのに使われる.これは整数論,組合せ論,数値解析,アルゴリズム解析,確率・統計,特殊関数,現代物理学等において幅広く使われている. Wolfram言語は漸近解析の言語を幅広く利用できるようにする.言語は多くのユーザに自然で使いやすくなるように設計されている.広範なドキュメントと例題が用意されているので,学んだりさまざまな状況で使用したりするのが容易である.高度なアルゴリズムもあるため,幅広い問題に実際に対応することができる.
Asymptotic — 関数,積分変換等の漸近近似
DiscreteAsymptotic — 数列および総和変換の漸近近似
漸近ソルバ
AsymptoticIntegrate — 積分の漸近近似
AsymptoticDSolveValue — 微分方程式の漸近近似
AsymptoticSum — 総和の漸近近似
AsymptoticProduct — 総乗の漸近近似
AsymptoticRSolveValue — 差分方程式の漸近近似
AsymptoticSolve — 代数方程式の漸近近似
AsymptoticExpectation — 期待値の漸近近似
AsymptoticProbability — 確率の漸近近似
Series — 関数の漸近級数近似
漸近的関係
AsymptoticLess — のときの または の条件を与える
AsymptoticLessEqual — のときの または の条件を与える
AsymptoticGreaterEqual — のときの または の条件を与える
AsymptoticGreater — のときの または の条件を与える
AsymptoticEqual — のときの または の条件を与える
AsymptoticEquivalent — のときの の条件を与える
漸近極限関数
Limit — 関数の一変量または多変量の極限を求める
MinLimit,MaxLimit — 関数の下限または上限
DiscreteLimit — 列の一変量または多変量の極限を求める
DiscreteMinLimit,DiscreteMaxLimit — 列の下限と上限