時間の測定と最適化
Wolfram言語の記号的な時間フレームワークは時間情報を分析するだけでなく,アルゴリズムの構造への利用も可能にしている.Wolfram言語はプログラマーが慎重に調整されたWolfram言語の内部コードにあるような強力な最適化を利用できるように,関数を提供している.
TimeConstrained — コマンドを最大で指定された時間だけ実行する
Timing — Wolfram言語カーネル内でコマンドを実行するCPU時間
RepeatedTiming — 反復評価に基づく平均所要時間
AbsoluteTiming — コマンドを実行する実時間
TimeUsed ▪ SessionTime ▪ AbsoluteTime ▪ $TimeUnit
TimeRemaining — 実行中のプログラムの時間制限までの時間
EchoTiming — 中間計算の所用時間を出力する
ProgressReporting ▪ $ProgressReporting
ネットワーク時間
PingTime — ネットワークホストに到達するまでの時間を求める
URLResponseTime — URLを読み始める時間を求める
時間の最適化
N — 厳密な数ではなく近似を用いる
Compile — 数値関数をコンパイルしてバイトコードまたは機械コードにする
Dispatch — 規則の大きなリストを前処理する
Hash — 任意の式の数値ハッシュコードを求める
DumpSave — データをネイティブのWolfram言語形式.mxで保存する
$IterationLimit ▪ WorkingPrecision ▪ PerformanceGoal ▪ TimeGoal ▪ Method
低レベル関数
Refresh ▪ ClearSystemCache ▪ SystemOptions