木構造の特性と測定値

Wolfram言語を使うと,木構造の基本的な特性を検証したり,Wolfram言語の他の部分の強力な機能を使った一般的な特性を計算したりできる.木構造のデータや部分木は位置構造は,レベル,パターンマッチング,任意の特性を使って取り出せる.また,特定の特性を満足する子や部分木の数等の構造の測定値も効率的に計算できる.入出力はWolfram言語の他の部分で計算に使える形式で与えられるため,相互運用が簡単である.

基本特性

TreeQ 式が木構造オブジェクトであるかどうかを検証する

TreeLeafQ 木構造が単一の葉であるかどうかを検証する

基本測定値

TreeData 木構造のデータを与える

TreeChildren 木構造の子部分木を与える

RootTree 木構造の根を与える

TreeSize 木構造の部分木の数を与える

TreeLeafCount 木構造の葉の数を与える

TreeDepth 木構造の最大レベルを与える

部分木

TreeLeaves 木のレベルのリスト

TreeLevel 与えられた数の指標で指定された部分木のリスト

TreeCases パターンにマッチする部分木のリスト

TreePosition パターンにマッチする部分木の位置

TreeCount パターンにマッチする部分木の数

TreeSelect 基準を満足する部分木のリスト

木構造の位置

TreeExtract 指定の位置の木構造を部分的に抽出する

TreeLevelTreeCasesTreeSelect 位置を表す演算子形