$CloudObjectNameFormat
CloudObjectの構築時にCloudObjectNameFormatオプションで使われるデフォルト設定である.
詳細
- $CloudObjectNameFormatのもともとのデフォルト設定は,大抵の場合Automaticである.
- 次は,使用可能な設定である.
-
Automatic 匿名オブジェクトの場合はUUID.名前付きのオブジェクトの場合は$UserURLBase "UserURLBase" $UserURLBaseとオブジェクトのパス "CloudUserID" $CloudUserIDとオブジェクトのパス "CloudUserUUID" $CloudUserUUIDとオブジェクトのパス "UUID" オブジェクトのUUID
例題
すべて開くすべて閉じる例 (1)
デフォルトで,新たに作られた名前付きのクラウドオブジェクトはURL中のユーザ名を$UserURLBaseを使ってフォーマットする:
その実際の値は$UserURLBaseで得られる:
考えられる問題 (1)
目的地が存在しない名前付きのCloudObjectのときは,"UUID"の値を持った$CloudObjectNameFormatは適用できない.
オブジェクトはクラウド内に存在するので,それ自体に関連付けられた既知の"UUID" を持っている:
以下でクラウドオブジェクトのコンテンツは456に置き換えられ,クラウドオブジェクトのURLは"UUID"の形で与えられる:
名前付きのオブジェクトはもはや存在しないので,新たに作成されたクラウドオブジェクトはUUID形式では返されない.これは,クラウドオブジェクトが"UserURLBase"形式で作成されたからである:
以下では,目的地にCloudObjectコンストラクタが使われていないので,クラウドオブジェクトはUUIDを使って構築される:
テキスト
Wolfram Research (2019), $CloudObjectNameFormat, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/$CloudObjectNameFormat.html.
CMS
Wolfram Language. 2019. "$CloudObjectNameFormat." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/$CloudObjectNameFormat.html.
APA
Wolfram Language. (2019). $CloudObjectNameFormat. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/$CloudObjectNameFormat.html