Arrowheads
Arrowheads[spec]
続く矢印が spec で指定された大きさ,位置,形の鏃(やじり)を持つように指定するグラフィックス指示子である.
詳細とオプション
- デフォルトのArrowheads[Automatic]では,矢印の先端に単一の鏃が置かれる.
- Arrowheads[s]では,長さがグラフィックスの全体幅に対する割合 s である鏃が使用される.デフォルト値は0.04である. »
- s には,Tiny,Small,Medium,Largeの記号形式を使うことができる.これらの値では,鏃の大きさはグラフィックスの全体幅に依存しない. »
- Arrowheads[{spec1,spec2,…}]は,矢印が数種類の鏃要素を含むように指定する.
- 各鏃要素は次のように指定することができる.
-
s スケールされた大きさ s のデフォルトの鏃 {Automatic,pos} 位置 pos におけるデフォルトの鏃 {s,pos} 位置 pos におけるスケールされたデフォルトの鏃 {s,pos,g} グラフィックス g として描かれた鏃 {s,pos,{g,δ}} δ で短く表示された矢柄 - 位置 pos は矢印の終端0から矢印の先端1までである.
- Arrowheads[{s0,s1,…,sn}]は,鏃をスケールされた大きさ siで位置 i/n に描くように指定する. »
- Arrowheads[{-s,s}]は鏃が2つある矢印を与える. »
- グラフィックス g は,その座標の原点が各矢印と並んで位置 pos になるように置かれる.
- グラフィックス g は,正の 軸が位置 pos で矢柄と同じ方向を向くように置かれる.
- グラフィックス g は,座標の単位が矢印が描かれるグラフィックスの全体幅に対する割合 s に当たるようにスケールされる.
- グラフィックス g は,常にAspectRatio->Automaticであると推定される.
- {s,pos,{g,δ}}と指定すると,矢印の矢柄は g 座標系の中の δ を使って短く表示される.これは,矢印の先端や終端で太い矢柄が鏃を突き抜けるのを防ぐ. »
- 3Dでは,デフォルトのオプション設定Appearance->"Flat"で鏃は常にスクリーン平面上に描画される.Appearance->"Projected"とすると,鏃は3Dでスクリーン平面に投影されて描画される.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (16)
矢印の大きさ (5)
複数の鏃 (8)
カスタム鏃 (3)
Wolfram Research (2007), Arrowheads, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Arrowheads.html (2008年に更新).
テキスト
Wolfram Research (2007), Arrowheads, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Arrowheads.html (2008年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2007. "Arrowheads." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2008. https://reference.wolfram.com/language/ref/Arrowheads.html.
APA
Wolfram Language. (2007). Arrowheads. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Arrowheads.html