BarcodeRecognize
BarcodeRecognize[image]
image 中のバーコードを認識し,数列として返す.
BarcodeRecognize[image,"prop"]
バーコードの指定された特性を返す.
BarcodeRecognize[image,"prop",format]
指定された format のバーコードのみを認識する.
詳細
- BarcodeRecognizeは,各画素の強度の値に対して作用し,任意のグレースケールあるいは多チャンネルの画像に使うことができる.
- 画像中に複数のバーコードが存在する場合は,復号化されたバーコードのリストが返される.
- 次の特性"prop" がサポートされる.
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"Data" 認識されたバーコードデータ "Format" 認識されたバーコードの形式 "BoundingBox" Rectangleとしてのバーコードのおおよその境界ボックス "Orientation" バーコードの認識に使用された方向 {prop1,prop2,…} 特性のリスト - 使用可能な特性とその値の抽出には以下を使うとよい.
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"Properties" 使用可能な特性のリスト "PropertyAssociation" 全特性とその値の連想 - BarcodeRecognize[image,"prop",{format1,format2,…}]を使って,バーコードの認識に含める形式リストを指定することができる.
- BarcodeRecognizeは,さまざまなタイプの1Dおよび2Dのバーコードに使うことができる.
- format には,次の1Dバーコード形式を使うことができる.
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"UPC" UPC-A 12桁の数字 "UPCE" UPC-E 8桁の数字 "EAN8" EAN-8 8桁の数字 "EAN13" EAN-13 13桁の数字 "Code39" Code39 43個までの,大文字,数字,特殊文字(-,.,$,/,+,%),スペース "Code93" Code93 大文字,数字,特殊文字(-,.,$,/,+,%),スペース "Code128" Code128 80個までのASCII文字 "ITF" ITF 80桁までの等しい長さの数字 "Codabar" Codabar 数字および特殊文字(:,/,+,.) "GS1" GS1 DataBar(またはRSS) 14桁の数字 "ExpandedGS1" GS1 ExpandedおよびExpanded Stacked 1行に並べられた74個の数字,あるいは41個の英数字,あるいは11行までの積み重ねた行 (GS1 DataBar Expanded Stacked) - format には,次の2Dバーコード形式を使うことができる.
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"QR" QR 可変長のASCII文字 "PDF417" PDF417 可変長のASCII文字 "Aztec" Aztecコード 可変長のASCII文字 "DataMatrix" Data Matrixコード 可変長のASCII文字 "MaxiCode" MaxiCode 93個までのASCII文字 "MicroQR" MicroQR 可変長のASCII文字
例題
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Wolfram Research (2014), BarcodeRecognize, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/BarcodeRecognize.html (2022年に更新).
テキスト
Wolfram Research (2014), BarcodeRecognize, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/BarcodeRecognize.html (2022年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2014. "BarcodeRecognize." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/BarcodeRecognize.html.
APA
Wolfram Language. (2014). BarcodeRecognize. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/BarcodeRecognize.html