BinaryImageQ
BinaryImageQ[image]
予備知識
- BinaryImageQは,2Dあるいは3Dの画像がバイナリデータからなる場合にはTrueを,その他の場合にはFalseを返す画像検定関数である.すなわち,BinaryImageQは,ImageType "Bit"の単一チャンネル画像についてのみTrueを返す.このためBinaryImageQは,0(黒)と1(白)だけの可能な画素値を想定する二値化(つまり2レベル)を,さまざまなデータ型とチャンネル数からなる画像から区別するのに便利である.
- 「白黒」,「モノクロ」といった用語は,ときおり二値化画像に言及する場合に使われるが,グレースケールの画像を指すことの方が多いことに注意する必要がある.
- BinaryImageQは,実際のデータ値を調べるわけではない.したがって,タイプ"Real"の画像は0と1しか含まない場合もあるが,この画像は「二値化」画像とは判断されず,BinaryImageQはFalseを返す.BinaryImageQは,Binarize,MorphologicalBinarize,RegionBinarize等のバイナリセグメンテーション関数の出力にはTrueを返す.これは,これらの関数がすべて二値化画像を返すからである.
- ImageあるいはImage3Dの構造についての詳細は,関数ImageChannelsとImageTypeを使って得ることができる.式は,ImageQを使って,これが画像であるかどうかを検定することができる.画像のコンテンツは,ImageDataによって返される.
例題
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データ型が"Bit"である単一チャンネルの画像は二値化画像である:
Imageはデフォルトで"Real"タイプの画像を作成する:
Wolfram Research (2008), BinaryImageQ, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/BinaryImageQ.html (2012年に更新).
テキスト
Wolfram Research (2008), BinaryImageQ, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/BinaryImageQ.html (2012年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2008. "BinaryImageQ." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2012. https://reference.wolfram.com/language/ref/BinaryImageQ.html.
APA
Wolfram Language. (2008). BinaryImageQ. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/BinaryImageQ.html