Chebyshev2FilterModel
n 次のローパス第2種チェビシェフ(Chebyshev)フィルタを作る.
Chebyshev2FilterModel[{n,ωc}]
カットオフ周波数 ωc を使う.
Chebyshev2FilterModel[{"type",spec}]
完全なフィルタ指定{"type",spec}を使う.
Chebyshev2FilterModel[{"type",spec},var]
変数 var によってモデルを表す.
詳細
- Chebyshev2FilterModelはフィルタをTransferFunctionModelとして与える.
- Chebyshev2FilterModel[n]は,周波数 ω で減衰(約3dB)のローパスフィルタを返す.
- Chebyshev2FilterModel[n]は周波数1を使う.
- フィルタ指定{"type",spec}には以下の任意のものを使うことができる.
-
{"Lowpass",{ωp,ωs},{ap,as}} パスバンドとストップバンドの周波数と減衰を使ったローパスフィルタ {"Highpass",{ωs,ωp},{as,ap}} ハイパスフィルタ {"Bandpass",{ωs1,ωp1,ωp2,ωs2},{as,ap}} バンドパスフィルタ {"Bandstop",{ωp1,ωs1,ωs2,ωp2},{ap,as}} バンドストップフィルタ - 周波数値は昇順で与えられなければならない.
- 値 apと asはそれぞれパスバンドとストップバンドの減衰の絶対値である.
- ゲインが のとき,減衰は である.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (7)
アプリケーション (6)
第2種チェビシェフフィルタの位相は,Arg[tf[ω ]]による応答を移動させる.この場合,ω は入力正弦曲線の周波数である:
ローパスのプロトタイプからハイパスの第2種チェビシェフフィルタを作る:
次のパスバンド周波数,ストップバンド周波数,減衰を満足するて第2種チェビシェフ近似を使ってデジタルFIRローパスフィルタを設計する:
サンプリング周期が1であると仮定して,同等のアナログ周波数を得る:
離散時間第2種チェビシェフIIRフィルタのFIR近似を作る.
IIRフィルタのインパルス応答を得,希望数のサンプルについて評価する:
チェビシェフフィルタのFIR近似を使って金融データを平滑化する:
特性と関係 (5)
テキスト
Wolfram Research (2012), Chebyshev2FilterModel, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Chebyshev2FilterModel.html.
CMS
Wolfram Language. 2012. "Chebyshev2FilterModel." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/Chebyshev2FilterModel.html.
APA
Wolfram Language. (2012). Chebyshev2FilterModel. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Chebyshev2FilterModel.html