ConfirmMatch
ConfirmMatch[expr,form]
expr がパターン form と一致することを確認する.その他の場合は囲い込んでいる直近のEncloseにエラーをスローする.
ConfirmMatch[expr,form,info]
expr が確認できないときは,info を評価してスローするエラーにその値を入れる.
ConfirmMatch[expr,form,info,tag]
指定のタグを使って任意のエラーをスローする.
詳細
- ConfirmMatch[expr,…]は,expr の確認に成功したときは expr を返す.
- タグが与えられるとConfirmMatchのスコープは動的になる.その他の場合はスコープが語彙的になる. »
- info のデフォルト値はNullである.
- ConfirmMatchによって生成されたFailureオブジェクトには以下のフィールドが含まれる.
-
"Information" ConfirmMatch[expr,form,info,…]からの info "Expression" ConfirmMatch[expr,…]からの expr "Pattern" ConfirmMatch[expr,form,…]からの form - これらのフィールドの値は,failure["prop"]を使ってまたはEnclose[expr,"prop"]で直接取り出すことができる.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (2)
ConfirmMatch[expr,form]は,expr が form と一致するときは expr を与える:
"foo"は_Integerとは一致しないので,ConfirmMatchは評価を中止して囲い込んでいるEncloseにエラーをスローする:
スコープ (3)
ConfirmMatchは,エラーをスローするときは,評価を中止して一致するEncloseに戻る:
info は,expr が確認できないときしか評価されない:
動的にキャッチできるようにタグでConfirmMatchを呼び出す関数を作成する:
タグがないとConfirmMatchのスコープは語彙的になる:
特性と関係 (1)
ConfirmMatchは,ConfirmByとMatchQでエミュレートできる:
考えられる問題 (3)
ConfirmMatchにはタグを渡すか語彙的なEncloseの中に置くかしなければならない:
タグなしのConfirmMatchはシンボルConfirmMatchのインスタンスをタグ付きの異形で置換することで作用する:
タグ付きのConfirmMatchには,一致するタグを持つConfirmMatchが必要である:
テキスト
Wolfram Research (2020), ConfirmMatch, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ConfirmMatch.html.
CMS
Wolfram Language. 2020. "ConfirmMatch." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ConfirmMatch.html.
APA
Wolfram Language. (2020). ConfirmMatch. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ConfirmMatch.html