Derivative
f'
一変数関数 f の微分を表す.
Derivative[n1,n2,…][f]
関数 f を第1引数について n1回,第2引数について n2回等の微分をした結果を表す一般的な形式である.
詳細
- f'はDerivative[1][f]と同じ値である.
- f''は,Derivative[2][f]として評価される.
- Derivativeは,関数に機能させて導関数を得る関数演算子と考えられる.
- Dを適用した結果の導関数がWolfram言語にとって未知の関数である場合,Derivativeが作成される.
- Wolfram言語は,Derivative[n][f]等を純関数に変換しようとする.Derivative[n][f]が作成されると,Wolfram言語は,これをD[f[#],{#,n}]&と書き直す.Wolfram言語がこの導関数の明示的な値を求めると,この値を返す.これ以外の場合は,もとのDerivativeの形式が返される.
- Derivative[-n][f]は f の n 次の不定積分を代表する.
- Derivative[{n1,n2,…}][f]は,xiにおいて微分された第 ni階導関数 f[{x1,x2,…}]を与える.通常,関数 f のリストに置かれた引数は,それに対応するDerivativeのリスト形式を使うことによって取り扱われる.
- N[f'[x]]は導関数の数値近似値を返す.
例題
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Wolfram Research (1988), Derivative, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Derivative.html (2002年に更新).
テキスト
Wolfram Research (1988), Derivative, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Derivative.html (2002年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1988. "Derivative." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2002. https://reference.wolfram.com/language/ref/Derivative.html.
APA
Wolfram Language. (1988). Derivative. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Derivative.html