DiffIgnore
Diffおよび関連関数のオプションで,差分の計算時に無視する要素を指定する.
詳細
- DiffIgnore{elem1,elem2,…}は,差分の計算時に指定された要素を無視する.
- ノートブックあるいはセルを比較する際にサポートされる要素には以下がある.
-
"BoxOptions" すべてのボックスオプションを無視する "CellOptions" すべてのセルオプションを無視する "CellStyles" すべてのセルスタイルを無視する "InlineCellOptions" すべてのインラインセルオプションを無視する "InlineCellStyles" すべてのインラインセルスタイルを無視する "NotebookOptions" すべてのノートブックオプションを無視する elem{item1,item2,…} 指定された要素の特定のオプション名またはスタイルを無視する
例題
すべて開くすべて閉じる例 (3)
セルを比較する際,Diffはコンテンツの変更に加えてスタイルの変更も見付ける:
DiffIgnoreを使ってスタイルとオプションのすべての変更を無視する:
DiffIgnoreを使って特定のセルオプションを無視する:
Diffは,ノートブックを比較する際はノートブックのオプションの変更も含める:
DiffIgnoreを使って特定のノートブックオプションを無視する:
考えられる問題 (1)
セルオプションExpressionUUIDを無視すると,結果のアラインメントが変わるかもしれない:
Wolfram Research (2024), DiffIgnore, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DiffIgnore.html.
テキスト
Wolfram Research (2024), DiffIgnore, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DiffIgnore.html.
CMS
Wolfram Language. 2024. "DiffIgnore." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/DiffIgnore.html.
APA
Wolfram Language. (2024). DiffIgnore. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/DiffIgnore.html