If
予備知識
- Ifは,手続き型プログラミング構造であり,その評価の分岐は,指定された条件の真の値によって決定される.Ifは通常If[cond,t,f]のように,条件と2つの追加の引数を取る.ここで t と f はそれぞれ,条件がTrueとFalseの場合に評価される.Ifは,If[cond,t,f,u]のように,追加の3つ目の引数を取ることもある.ここで u は,指定された条件が明示的にTrueでも明示的にFalseでもない場合に,評価が行われるようにする.最後にIfは,If[cond,t]のように1つだけ追加の引数を取ることもある.この場合,f の値はNullであるとされる.
- 効率を図るため,Ifは関連のある引数のみを評価する.例えば,If[cond,t,f,u]における条件がTrueである場合には,t だけが評価され,f と u は評価されない.
- ConditionalExpressionは,与えられた条件がTrueの場合にだけ式を表す関連の記号的構文である.Ifを一般化するその他のより柔軟なプログラミング構造には,WhichとSwitchがある.引数の値によって評価を行う数学関数には,BooleとPiecewiseがある.Conditionは,検定結果の評価がTrueになるときにだけマッチするパターンである.TrueQは,Ifの特殊形で,式が明示的にTrueである場合にはTrueを,それ以外の場合にはFalseを返す.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (1)
スコープ (4)
一般化と拡張 (1)
Ifは条件を表す文として使うことができる:
特性と関係 (4)
Wolfram Research (1988), If, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/If.html.
テキスト
Wolfram Research (1988), If, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/If.html.
CMS
Wolfram Language. 1988. "If." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/If.html.
APA
Wolfram Language. (1988). If. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/If.html