ImageStitch
ImageStitch[{image1,image2,…}]
順序付けられていない imageiのリストから構成した画像を与える.
ImageStitch[{{image11,image12,…},{image21,image22,…},…}]
画像 imageijの行列から配列位置に従って繋ぎ合された画像を返す.
ImageStitch[images,canvas]
繋ぎ合せた画像を canvas で指定された形状に投影する.
詳細とオプション
- ImageStitchは重なり合う画像を単一の画像に統合する.これは通常,シーンのパノラマ画像,顕微鏡下のサンプル,地球の衛星画像等の小さな部分画像を介して大きなシーンを取得する場合に使用される.
- 画像は常にオブジェクトまたはシーンが2D画像として表示されるように繋ぎ合される.
- デフォルトで,最適のキャンバス形状が選択される.
- 次は,使用可能な投影 canvas 形状である.
-
"Plane" 平面の繋ぎ合せ "Cylinder" 広げた円筒図法 "Sphere" 正矩円筒図法を返す - デフォルトで,視線の中心は繋ぎ合された画像の中心であると想定される.
- 繋ぎ合された画像は最も中心に位置する部分画像と同じ向きになる.
- 次は,視線の中心と結果の画像の向きを指定する際の追加的な canvas 指定である.
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{"canvas",n} 視線の中心を n 番目の画像の中心に置く {"canvas",n{x,y}} 視線の中心を n 番目の画像の{x,y}の位置に置く {"canvas",n{x,y},α} 画像を角度 だけ垂直に回転させる {"canvas",n{x1,y1},m{x2,y2}} n 番目の画像の{x1,y1}と m 番目の画像の{x2,y2}が水平線上に位置するように画像を回転させる - 次は,使用可能なオプションである.
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Method Automatic 繋ぎ合せに使用する設定 TransformationClass Automatic 画像間の幾何学的関係 - Methodオプションを使って以下の設定が指定できる.
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"HistogramEqualization" True 画像に対して明るさの均等化を行うかどうか "ImageBlending" "Feathering" 画像を混色するメソッド "KeypointMethod" Automatic ImageKeypointsメソッド - "ImageBlending"の可能な設定には"Feathering"(デフォルト),{"Feathering",σ},Noneがある.
例題
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オプション (3)
Wolfram Research (2021), ImageStitch, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageStitch.html (2022年に更新).
テキスト
Wolfram Research (2021), ImageStitch, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageStitch.html (2022年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2021. "ImageStitch." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageStitch.html.
APA
Wolfram Language. (2021). ImageStitch. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageStitch.html