PrivateEvaluationOptions
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評価に関するサブオプションを設定する選択範囲のオプションである.
詳細
- 典型的な用法はPrivateEvaluationOptions->{opt1->val1,opt2->val2,…}である.
- 設定可能なサブオプション
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"OutputFormPageWidth" "WindowWidth" OutputForm(出力形)で表示するときのページ幅を指定 "StoreInputForm" Automatic OutputForm(出力形)で生成された出力を,フロントエンドがInputForm(入力形)表現で保存するようにするかどうかを指定 - "OutputFormPageWidth" の値は,カーネルの$OutputストリームのPageWidth(ページ幅)の設定を制御する.この設定の値が変わると,フロントエンドは自動的にカーネルに値を伝える.
- "OutputFormPageWidth"の他の可能な設定には"Infinity", "PaperWidth"と number がある.数字はページ幅を文字数で指定する.これはOutputFormが等幅フォントであることと想定されているために意味をなす.
- StandardForm(標準形)やTraditionalForm(慣用形)の出力とは異なって,OutputFormの出力は,出力だけの書式のため,それ以降の計算に使うことができない.OutputFormのセルをそれ以降の計算でも使えるようにするには,フロントエンドは自動的に出力をInputFormに保存する."StoreInputForm"はどのような状況のときにフロントエンドがそのように動作するかを制御する.
- "StoreInputForm"->Allの設定では,フロントエンドはカーネルによって生成された出力をInputFormで保存する.出力がWolfram言語の入力として扱われた場合,カーネルは評価のためにInputFormで保存されたセルの方を解釈する.
- デフォルト設定は"StoreInputForm" -> Automaticである.この設定では,フロントエンドは,グラフィックスやShort[]出力以外のすべての出力をInputFormで保存する.グラフィックスやShort[]出力の場合,形式を省略せず,完全なままの出力データを含むので,InputFormはOutputFormで保存するときよりも大量のデータになる.
- "StoreInputForm"->Noneの設定では,フロントエンドはカーネルによって生成された出力をInputFormで保存しない.
Wolfram Research (1999), PrivateEvaluationOptions, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PrivateEvaluationOptions.html.
テキスト
Wolfram Research (1999), PrivateEvaluationOptions, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PrivateEvaluationOptions.html.
CMS
Wolfram Language. 1999. "PrivateEvaluationOptions." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/PrivateEvaluationOptions.html.
APA
Wolfram Language. (1999). PrivateEvaluationOptions. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/PrivateEvaluationOptions.html