RandomWalkProcess
直線上の,正の単位ステップの確率が p,負の単位ステップの確率が1-p のランダムウォークを表す.
RandomWalkProcess[p,q]
正の単位ステップの確率が p,負の単位ステップの確率が q,ゼロステップの確率が1-p-q のランダムウォークを表す.
詳細
- RandomWalkProcessは格子ランダムウォークとしても知られている.
- RandomWalkProcessは,離散時間・離散状態のランダム過程である.
- 時間 t におけるRandomWalkProcess[p]の値はTransformedDistribution[2 x-t,xBinomialDistribution[t,p]]に従う.
- RandomWalkProcessでは,p および q は p+q≤1であるような0から1までの実数でよい.
- RandomWalkProcessは,Mean,PDF,Probability,RandomFunction等の関数で使うことができる.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (3)
スコープ (11)
基本的な用法 (5)
過程スライス特性 (6)
アプリケーション (1)
特性と関係 (6)
対称3ステップランダムウォークは2ステップランダムウォークに簡約される:
RandomWalkProcessは弱定常ではない:
ランダムウォーク過程の相関関数はWienerProcessのそれに等しい:
一変量スライス分布はBinomialDistributionに関連している:
二項分布のTransformedDistributionの累積分布関数と比較する:
対称ランダムウォークが正の側にあった時間の割合のシミュレーションを行う:
極限では,この割合はArcSinDistributionに従う:
テキスト
Wolfram Research (2012), RandomWalkProcess, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RandomWalkProcess.html.
CMS
Wolfram Language. 2012. "RandomWalkProcess." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/RandomWalkProcess.html.
APA
Wolfram Language. (2012). RandomWalkProcess. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/RandomWalkProcess.html