RepeatingElement
RepeatingElement[spec]
インタープリタ,API,あるいはフォームの指定で任意の繰返しが可能な要素を表す.
RepeatingElement[spec,max]
最高 max 回出現可能な要素を表す.
RepeatingElement[spec,{min,max}]
min 回から max 回の出現が可能な要素を表す.
RepeatingElement[spec,{n,{min,max}}]
最初にフォームに n 回出現する要素を表す.
RepeatingElement[spec,{{i,n},{min,max}}]
i が連続する値を取る要素を表す.
詳細
- Interpreterのコンテキストでは,spec はInterpreterについて使われる任意の指定(CompoundElementあるいはRepeatingElementを含む)でよい.
- FormObjectおよびFormFunctionのコンテキストでは,spec はフォームに使われる任意の指定でよい.この指定には,完全な連想,CompoundElement等が含まれる.
- 最小の繰返し回数が指定されていない場合,RepeatingElementは最初はフォーム内の単一の要素を表す.
- Interpreter[RepeatingElement[spec]][input]は,Interpreterが自動的に input にリストされるので,事実上,Interpreter[spec][input]に等しい.
- RepeatingElementは,Interpreterのコンテキストでは,CompoundElement指定の中にネストして出現することができる.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (5)
RepeatingElementをFormFunctionのコンテキストで使ってフィールドを繰り返すことができる:
RepeatingElementフィールドもプログラムを使って埋めることができる:
APIFunctionでは,RepeatingElementは特定のパラメータのすべてのインスタンスを使うように指定する:
RepeatingElementがないと,最後のインスタンスのみが使われる:
Interpreterはリストに縫い込まれるので,ここではRepeatingElementは必要ない:
次は,単一の整数を含むリストと整数リストの繰返しであるとみなされる:
RepeatingElementを使って要素数を制限することができる:
特性と関係 (4)
RepeatingElementをCompoundElementと組み合せて使って複雑な構造を解釈する:
これをAlternativesと組み合せて使って形が異なるデータを解釈する:
RepeatingElementはDelimitedSequenceと混同してはならない.RepeatingElementは,デリミタで分割された単一文字列は許容しない:
デリミタで分割された要素にDelimitedSequenceを使う:
FormFunctionのコンテキストでCompoundElementと組み合せて使って,フィールドの表を生成する:
考えられる問題 (1)
RepeatingElementの第2引数をWebフォームあるいはAPIのコンテキスト中の指標とともに用いる場合は,"Interpreter"フィールドが指標に依存することはできない:
テキスト
Wolfram Research (2015), RepeatingElement, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RepeatingElement.html.
CMS
Wolfram Language. 2015. "RepeatingElement." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/RepeatingElement.html.
APA
Wolfram Language. (2015). RepeatingElement. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/RepeatingElement.html